2019-04-04

    探偵という職業は、一昔前(昭和時代)に比べると、ずいぶんと一般化してきたかもしれません。ですがそれでも、一般の人が探偵にかかわることがないのは変わらないでしょう。

     

    ごく一部の人と接触し、ごく一部の中でだけ探偵は身元を明かしています。それ以外の場所では、探偵とは名乗らずに、別の職業を伝えているかもしれません。

     

    そんな風に、つい隠してしまうような職業のせいなのか、いまだに探偵が裏家業の一部だと思っている方いらっしゃいます。

    お金を積めば、どんな依頼も引き受けてもらえる……そう思っている方も。

     

    ですが、探偵は「探偵業の業務の適正化に関する法律」に基づいて動いているため、決して違法は犯しません。依頼人から依頼された内容を聞いてから(人によっては、聞く前から)お断りすることもあります。

     

    では、探偵が受けない仕事とは何だと思いますか?

     

    平成十八年法律第六十号「探偵業の業務の適正化に関する法律」は、ネットで調べれば、すぐに出てくるので読めばわかるのですが、国が発行しているものはとにかく小難しく書かれているので、わかりづらいところがあります。

      

    国から探偵が行ってもいいといわれている行動は、簡単に言うと3つです。

     

    依頼人から頼まれた対象者のことを、周りの人に聞きにまわる行為。

    依頼人から頼まれた対象者の尾行。

    依頼人から頼まれた対象者の行動を先回りして、張り込む行為。

     

    これらは合法的なことなので、探偵の届け出を出していれば法に問われることはありません。

    (一般の人が、これを行うとストーカー行為とみなされる危険性がありますので、自分では行わないでください)

     

    これだけの権限があれば、素人相手であれば大抵のことは調査することができます。相手が尾行に慣れている人物や、いわゆる重要人物の場合は、この限りではありません。

     

    後者を調べてほしいというような依頼は、ごく一部の探偵事務所に来ることはあっても、ほとんどの探偵事務所には縁のない話です。

     

    ただ前者の場合は、意外とあったりします。

    どういう場合かというと、浮気を繰り返している対象者。依頼人が一度自分で対象者を尾行して失敗した場合などです。

     

    こういう相手だと、ベテランの探偵は気配を消せるので問題ありませんが、まだまだ新米の探偵では、尾行がばれてしまう可能性もあるので注意が必要です。

     

    それでは、探偵が行えないものについても、お伝えします。

     

    一つ目は盗聴器を設置して、調査をすることです。

     

    これは知らない方も多いのではないでしょうか? テレビドラマやアニメに出てくる探偵は、よく盗聴器を相手につけたり、怪しい部屋につけたりして、遠くから聞いているというシーンがあるからです。

     

    ですが、現実の世界でそれを行うと犯罪になってしまいます。

     

    ただし、一つだけ犯罪にならない方法があります。それは、依頼人が自分の意志で自分の家に盗聴器を仕掛けることです。

     

    浮気調査を行う際などに、依頼人に協力をしてもらい、盗聴器を設置するのは違法にはなりません。ですが、依頼人が他人の家に盗聴器を設置するのは、もちろん犯罪になってしまうので行わないでください。

     

    また、盗聴と探偵というキーワードが出たので、次いでお伝えすると、探偵に「うちに盗聴器がないかどうかを調べて」と依頼して、探偵が調査をすることも合法です。

     

    探偵は一般家庭にはないような特殊な機材を使って、盗聴器を発見してくれます。ただ、正直なことを言うと、「盗聴器があるかも」というお悩みの場合、ほぼほぼ盗聴器は設置されていないことがほとんどです。

     

    テレビドラマや映画で「盗聴器」がメジャーになっており、電気屋さんでも買えたりするので、つい自分の家にも設置されているかもと思い込んでしまいがちですが、盗聴器設置は立派な犯罪ですので、よほどのことがない限り行われないでしょう。

     

    次に探偵が行ってはいけない行為は、対象者の持ち物などにGPSを設置することです。

     

    依頼人から、「うちの夫は、夜8時から夜11時までいつも、どこにいるのかわからないから調べて」と言われ、探偵たちも見失わないようにと、先に対象者に接触して、GPSを忍び込ませておく……スパイ映画などではよくあることですが、実際にやるのは犯罪行為です。

     

    ただし、盗聴器と同じで、家族間で行うことは犯罪とされていません。

     

    よく子どもやお年寄りにGPSをつけさせて、家族が見守るということがありますよね。それと同じで、家族同士であれば、相手にGPSを設置しても問題ないため、依頼人が妻で、対象者が夫なら、夫の車にGPSをつけ、それを探偵に教えるのは合法的なことです。

     

    夫婦や親子は問題ないのですが、恋人同士の場合は違法になってしまいますので注意が必要です。

     

    たまに、「彼氏が浮気してるかも」「結婚を誓い合った彼女の行動がおかしい」と言って依頼に来る人がいるのですが、結婚をしていないので依頼人に協力をしてもらえることがありません。

     

    もちろん内縁の妻や夫も、恋人同士と同じ権限しかありません。

    日本においては、「家族」「婚姻している」ということが、様々な免罪符になっています。

     

    次に探偵が行ってはいけない行為は、勝手に人の家の敷地内に入ることです。

     

    これもよくドラマや映画で探偵が行っていることですが、対象者のことを調べるために、勝手に自宅に入り込み、資料を探したりしているシーンがあります。

     

    ですがこれは、住居侵入罪に当たります。当然ですよね。

     

    うっかり、問題のない行為だと思っている人もいるのですが、何の権限もない探偵が、そんなことをするのはおかしな話ですし、警察が一般の人の家に入る時にも家宅捜索の令状をとってから中に入っています。

     

    それだけ、人の家や船などの持ち物の中というのは、持ち主絶対主義です。どんな理由があっても、勝手に入る権利は誰にもありません。

     

    ただしこれも、家族であれば話は別です。

     

    妻が夫の部屋に入って引き出しを開ける行為は犯罪ではありませんし、子どもの部屋に入って引き出しを開ける行為も犯罪ではありません。

     

    ですが、鍵を渡していない彼氏が、彼女の部屋に忍び込むのは犯罪ですので、境界線を間違えないようにしましょう。

     

    こんな風に、探偵は法律を犯すことはできない存在です。

     

    世の中には限りなく黒に近いグレーゾーンの探偵もいますので、気を付けてくださいね。

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