2020-03-15

    探偵に相談をしようと考える時、まずは無料相談からと考えている人がほとんどだと思います。ですが、この「無料相談」を、あなたはちゃんと使いこなせていますか?

     

    無料相談は無料相談でしょ?

     

    なんて思っていませんか?それでは、有効に「無料相談」を使いこなせているとは言えません。今回は、どこの探偵事務所でもほとんどのところが導入している「無料相談」についてお話をさせていただきます。

     

    無料相談と書かれていると、気軽に相談しやすいというイメージを持たれる方が多く、探偵に相談をしてみようかな、どうしようかなと思っている時点で電話をする方もいらっしゃいます。

     

    探偵と話をしているうちに、どうするかを決めればいいと思っているのかもしれませんね。

     

    ですが、探偵に相談をしたことがない方にとって、探偵というのが未知の存在というだけではなく、あなた自身抱えているものがある状態です。冷静に話をすることができるでしょうか?

     

    探偵は無料相談を受け慣れているというのもあり、電話がかかってきたら「どんなことでお悩みですか?」と優しい声で聞いてくれます。それが悪いというわけではないのですが、これまで誰にも相談することができず、どうしたらいいのかわからないと思っている人が電話口で優しく悩みは何かと聞かれたら……どうなるかは、わかりますよね?

     

    これまで我慢していた感情が一気に爆発して、辛かったこと、悩んでいること、聞いてほしかったことを取りとめもなく話をしてしまうでしょう。

     

    実際、無料相談で電話を取ったこともありますが、話をしているうちに泣かれてしまう方も何人もいました。

     

    みなさん抱えているものが大きいのに、誰にも相談できない内容だからこそ、そうなってしまうのはわかりますが、無料相談をそうやって使ってしまうのはもったいないと言えます。

     

    よく考えてみて下さい。

     

    無料相談をするのは、あなたが抱えている問題を聞いてほしいからでしょうか?違いますよね。

     

    つい人生相談としての「無料相談」になってしまいがちなのですが、無料相談はそのサービスを受けるかどうかを検討するためのものです。

     

    他の職業でも無料相談はあります。弁護士、保険販売、法律事務所、結婚相談所などもそうですね。ただこれらも、「無料相談」を本来の目的通りに使っている人よりも人生相談をするのに使ってしまっている人が多いかもしれません。

     

    もちろん、「無料相談」を人生相談に使うことは間違ってはいません。相手の職業の方にすれば、そうやって使ってくれる方がありがたいと思っている人もいるでしょう。

     

    人生相談をされれば、誰だって親身になって話を聞きます。それはあなたを大切にしようとしているからではなく、あなたが大切なお客様だからです。お金を支払ってくれる人なので、話をしっかり聞いて、この人であればどれぐらいのお金を落としてくれるかなと算段する人もいることは事実です。

     

    それはどの職業というわけではなく、探偵を含むすべての職業の中にはそんな人も混ざっています。

     

    人を食い物にしようとする人は、どの業界にもいると言うだけです。

     

    では「無料相談」をちゃんと使うにはどうすればいいのでしょうか?

     

    先ほども言いましたが、「無料相談」はそのサービスを受けるかどうかを検討するためのものです。探偵事務所の無料相談であれば、その探偵事務所で依頼をするか否かを検討するということですね。

     

    依頼をするか否かを検討するときに知っておきたいことは何でしょうか?

     

    まずは電話をかける前に、ここに注目する必要があります。

    知っておきたいことは、

    ・探偵との相性(電話口の探偵の話し方の好き嫌いでもかまいません)

    ・おおよその金額感

    ・どんな結果を持って来てくれるのか

    ・おおよその調査日数

    ・そもそも相談として受けてくれるのか

     

    ただしこれらを電話で教えてもらうには、あなたからも抱えている悩みについて相手に伝える必要があります

    ・悩みごとは何か

    (浮気調査、いじめ調査、行方調査、素行調査

    ・どんな報告書が欲しいのか

    ・調査をした後、出てきた結果を持ってどうなりたいのか

    (浮気調査→離婚したい、復縁したい

     いじめ調査→相手を訴えたい、秘密裏に処理したい

     素行調査→娘との結婚のために、新入社員のプライベート)

     

    また最初に知りたいことの中であった、

    ・おおよその金額感

    ・おおよその調査日数

    に関しては、先にご自身の中でのリミットを決めておくのも有効です。

     

    たとえば、

    ・金額は50万円まで

    ・日数は2週間

     

    と、具体的な数字と調査をしてほしい内容を伝えると、その内容をもとに探偵側が簡単に見積もりを立てて、「その金額ではできない」「その金額にするには調査日数を一週間にしたい」「その金額でできますよ」というように、具体的な判断をしてくれます。

     

    また、いくつかの探偵事務所へ無料相談をして、どこの事務所にしようか迷っている場合、それを素直に探偵側に伝えるのもいいでしょう。

     

    探偵は個人経営をしているところも多いので、どの探偵社とあいみつを取っているという事までは言わなくても、他の探偵社と悩んでいるということを言えば、「うちの探偵社なら、この価格でさらにこんなことまで調べますよ」と、お得になるようなことを言ってもらえる可能性もあります。

     

    こうしたことを「無料相談」で判断できれば、失敗のない探偵選びができそうだと思いませんか?

     

    ただし、こう話をした方がいいんだなと思って電話をかけるだけでは失敗してしまう可能性があります。

     

    頭の中ではどういう話をするべきだとわかっていても、探偵の優しい声を聞いているうちについ人生相談をしたくなってしまったり、感情が沸き上がってきて何を伝えたかったのかがわからなくなる可能性もあるからです。

     

    探偵事務所に無料相談をする場合には、事前にどんな項目の話をするのかということと、その項目ごとにどんな話をするのか、どんな話を聞くのかをメモ用紙にでもしっかりと書いておくことをお勧めします。

     

    無料相談の電話をしている時は、そのメモ用紙を見ながら話をすれば、ちゃんと聞きたかった内容を聞き出すことができ、冷静にどの探偵事務所に依頼をしようかと考えることができるはずですよ。

     

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