2020-03-25

    世間ではわかりやすいお店がたくさんありますよね。

     

    例えばスーパーでは食料品が買えて、お腹がすいたときに空腹を満たすことができます。クリーニング屋だと、しわくちゃになった服が新品同様になって、外出するときに綺麗な服を着ることができます。

     

    もう少し価格帯の高いお店だと、車の販売店だと車が買えて、普段の移動に役立てることができますし、不動産屋だと家を買ったり借りたりできて、そこで暮らすことができます。

     

    このように、あのお店に行けば、何が買えて、その結果どうなるのかがわかっているので、価格が高かったとしても、その結果どうなるのかがわかっているため、買手側は価格と結果をジャッジして購入を選んだり、購入を見合わせたりします。

     

    ですが、探偵はどうでしょうか?

     

    どういうものかがよくわかっていない方が多いため、「よし、探偵に相談しよう!」と思うことが少ない業種ではないでしょうか。

     

    探偵のイメージは尾行とか調査をする人で、かろうじて調査が終わると報告書をもらうことができるということまで知っている人も中にはいます。それは、小説やドラマや映画の中の探偵が、依頼人に対して報告書を渡しているシーンがあるからです。

     

    物語の中で報告書をもらった依頼人が、それをどう使っているのかというところまで描いているものは、ほとんどないと思いませんか?

     

    そのため、探偵に相談をして、調査をしてもらい、報告書を受け取るというのが、探偵に相談をした結果、得られるものだと思っている人がほとんどです。ですがこの認識は、ある意味間違っています。

     

    探偵に相談をして報告書を受け取るというのは、例を挙げたお店で言うところの、スーパーでの食品、クリーニング屋でのしわがなくなった服、車の販売店での車、不動産屋での家と同じです。そこに行った結果、ではないというところが大事なポイント。

     

    探偵に相談をした結果、報告書がもらえたというだけでは、各探偵社が掲げている金額が高いと感じる人がいてもおかしくはありません。依頼人側は、報告書をどう使うのかというところまで考える必要があります。

     

    報告書の使い方を探偵に聞くというのは悪いことではありません。それは他のお店でも同じですよね。

     

    スーパーで食品が並んでいるところで、店員さんに白菜を使った料理でおすすめはありますか?と聞けば、相手が新人でもない限り教えてくれるでしょうし、車の販売店でもこの車だと他の車に比べて運転するときの注意はありますか?と聞けば教えてくれます。

     

    ただ、聞くのは、どういう効果を期待しているのかが明確だからできることでもあります。使い方をお店の人に丸投げしているわけではないので、やはり探偵に報告書の使い方を聞く場合も、自分の中でどうしたいのかをはっきりさせておく必要があるということです。

     

    では、探偵に相談をすると、何が得られると思いますか?

     

    真実が得られるというのは報告書と同じことなので、得られるものではありません。

     

    この部分が明確になれば、もしかすると探偵に相談しようかな、どうしようかなと迷った時の判断材料になりますし、こういう状態に陥ったときには探偵に相談しようとすぐに思いつくようになるかもしれません。

     

    探偵に相談をして得られるものは、相談内容によってジャンル分けされているので代表的なものを3つ挙げてみました。

     

    ■浮気調査

    報告書をもらって離婚裁判の証拠として使い、自分にとって有利な判決を得る。もしくは、報告書をもらって証拠として配偶者に突きつけ、愛人と別れてもらい、家庭を修復していく。

     

    ■信用調査

    ・結婚相手の信用調査

    報告書をもらって、自分の子どもの結婚相手として過不足がないかを確認してから、結婚を許すか許さないかの判断材料にする。

    ・従業員の信用調査

    報告書をもらって、自分の会社に入社をさせていいかどうかの判断材料にする。

     

    ■いじめ調査

    報告書をもらっていじめが行われているか否かの確認をし、いじめが行われているなら報告書を持って教育委員会に直訴したり、学校の校長に直訴したりして、いじめをやめさせる。

     

    探偵に相談をすると、上記のようなことが行えるようになります。

     

    確かに真実を知るというのも間違いではないのですが、真実を知るためだけに探偵に相談をしているわけではないというところが重要です。

     

    探偵のように素人が調査をして同じように行った場合、真実を知ることができたとしても、それが公の場で証拠として扱われるかというと、微妙なところです。さらに、素人がとってきた証拠がもとで、逆に自分の方が訴えられてしまうという場合もあります。

     

    ですが、探偵が集めてきた証拠(報告書)は、公の場でもきちんと証拠として使えますし、報告書があることによって自分の方が訴えられてしまうということもありません。

     

    探偵は証拠を集めるプロではありますが、集めてきたものが証拠として使えるものかどうかというジャッジもきちんとできる人です。

     

    探偵に相談をする時に、考えるべきことはまず、真実を知りたいだけなのか、真実をもとに何か行動を起こしたいのかということです。

     

    前者であれば、場合によっては探偵に相談しなくてもいいかもしれません。

    (ただし素人の場合、証拠を見つけようとして踏み込み過ぎてしまい相手にバレて、結局本当はどうだったのかが、わからなかったという可能性もあります)

     

    ですが、後者の場合は、探偵に相談をした方が確実です。

    探偵に相談をすることは何となく後ろめたいことと思っている人が多く、公の場では使うことができないと勘違いをされている人もいるのですが、公の場で使うための材料を取って来るのが探偵の仕事ともいえます。

     

    探偵に相談をすることは決して後ろめたいことではありません。

     

    困っていることがあるのであれば、それを解決するためには何があって、どういう状態になったら解消されるのかということを一度考えてみてください。

     

    一般的な認知度はまだまだ低い探偵業界ですが、探偵を上手に利用すれば自分にとって有利な状態に持ち込むことができるということは往々にしてあります。

     

    隠れて相談しなければいけない探偵ではなく、ご自身のために役立つ探偵として、一度相談をしてみてはいかがでしょうか?

     

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