2020-06-18

    探偵に実際に調査をしてもらおうと思うと、料金が発生します。ですがこの料金。いったいいくらになるのか、ということをちゃんと理解していますか?

     

    そんなの見積もりをしてもらった時に出してもらうんじゃないの?という人もいれば、飲食店と同じで料金表みたいなのがあって、最後にならないと合計金額はわからないんじゃないの?という人もいるかもしれません。

     

    ですがそれ、

    どちらも正しい答えではありません。

     

    探偵に相談をしなれている人であれば、見積相談をどうすればいいのかということにも慣れていますが、探偵が出す見積もりがどういうものなのかを理解していないと、料金を支払う時になって驚いてしまうこともあります。

     

    ただこれも、その探偵事務所がどういった料金体系をとっているのかを知っておく必要があります。探偵事務所は調査をしてくれるところと、ひとくくりにすることはできますが、料金に関してはいくつかのパターンがあるということを覚えておきましょう。

     

    そもそも見積もりをしてもらうのは、どの段階だと思っていますか?

     

    メールや電話での無料相談をした時

    対面での無料相談をした時

    契約を結んでから

     

    ここも探偵事務所によってばらつきはあるのですが、「メールや電話での無料相談をした時」に見積もりを出してくれるところもあれば、「対面での無料相談をした時」に見積もりを出してくれるところもあります。

     

    ただ、契約を結んでから見積金額を出す、ということはあり得ません。もし、契約をしないと見積金額を出せないというような探偵事務所があった場合は、契約は見送った方がいいでしょう。

     

    ただ見積金額を聞いてから、契約をするかどうかを考えるものだからです。なのに契約をしてから見積金額を伝えるというのは、おかしいですよね。探偵のことを知らないために、探偵にそう言われると、この業界ではそういうものなのかと思ってしまう人もいるので気を付けましょう。

     

    また無料相談をしている時に見積もりを聞くことができたから、じゃあここで契約をしようと考えるのも、まだちょっと待ってください。

     

    見積金額を聞くのではなく、ちゃんと書面で見積書を出してもらいましょう。そして、何にお金がかかっていて、どんな料金体系を取っているのかを知る必要があります。

     

    一番重要なのは見積書には書かれていない金額が、調査終了後にどれだけプラスされるのかということです。

     

    見積金額イコール調査終了後に支払う金額ではない探偵事務所がほとんどだということを、覚えておいてください。

     

    それがいい悪い、ではなく、仕組みを知っておくことが大切です。ただ、この不確定要素は、見積書を見ることで、どの程度になるのかがわかります。

     

    見積書の見方を伝える前に、どのタイミングで見積もりを聞けばいいのかを、先にお伝えしましょう。

     

    メールや電話での無料相談の場合には、概算の料金を聞くことは問題ありません。相談者もある程度のことを相談できていれば、探偵側もこれまでの経験から導き出した金額を伝えてくれるでしょう。

     

    ただこれは概算ですので、変動します。

     

    ちゃんとした見積書をもらえるのは、基本的には対面での無料相談を行った時です。実際に会って話をするということは、依頼をする可能性が高いと判断して、探偵側もきちんとした形での見積書を作ってくれます。

     

    見積書を出すためには、相談者がどんなことに悩んでいて、どんなことを知りたいと思っているのか。さらに、相談者が現時点で知りえている情報がどの程度なのか、ということをすべて話す必要があります。

     

    最終的な着地点と現在の情報の二つがなければ、どんなに優良な探偵事務所であってもまともな見積書を出すことはできません。逆に最終的な着地点も曖昧で、相談者が知っている情報を聞くことなく「これが当社の見積書です」というように正式な形での見積書を出してくる探偵がいたら、その探偵を疑った方がいいでしょう。

     

    それではここで、探偵事務所の料金体系についてお伝えさせていただきます。

     

    よくあるタイプは「時間料金型」「パック料金型」「成果報酬型」の三つです。それぞれにメリットデメリットがありますが、それはまた別の機会にお話しします。

     

    見積書を見た時に、もし上記のような記載がなかった場合には、探偵に直接聞いても嫌がられたりはしませんので、しっかり聞きましょう。

     

    また、見積書に「基本料金」がいくらとしか書かれていない見積書が出てきた場合、それが最終的な調査料金だとは思わないでください。基本料金のみで終わる調査はないからです。

     

    基本料金の項目しか書かれていない見積書が出てきたら、「この他にかかる費用はないんですか?」と聞きましょう。最終的にどういった項目で金額が上がっていくのかを把握するためには必要なことです。

     

    さらに「追加料金はどういった場合に発生するのか?」「追加料金が発生するたびに事前に教えてくれるのか?」ということも聞いてください。

     

    さらに見落としがちなのが「経費」です。

     

    探偵が調査をする際に使った交通費や入店費(入るだけでお金がかかるお店など)は、どの範囲まで相談者が支払うのかというのは、探偵事務所によって違いますし、そもそも見積書に経費について一切記載がないこともあります。

     

    経費についても、どこまで自分が負担をするのか、ということを見積もりをもらった時点で明確にしておきましょう。

     

    相談者が負担する経費についても、探偵事務所によって範囲が定まっていません。例えば交通費は相談者に出してもらうが、車両費(事務所の車を使った場合)は探偵事務所が出すというところもあれば、どちらも相談者が出すというところもあるため、その辺りもはっきりさせておいてください。そうすれば、経費は実費となっていても、どれぐらいの費用が後から加算されるのかがわかるので、最後に請求されるときに驚くということもないでしょう。

     

    相談者にとって悩み事を解決するために探偵に調査をしてもらいたいというのが一番の願いだとは思いますが、調査料金も重要です。

     

    無料相談で見積書を出すまでをお願いできるということを知っておくことも大事なポイント。料金を明白にしてから、探偵と正式な契約を結ぶようにしてくださいね。

     

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