2022-11-21

    探偵はすぐに「浮気調査」という言葉を使います。本当は「不倫調査」であってもです。これは探偵側の問題ではなく、「不倫調査」という言葉の重さを理解しているからというのと、相談者に対しての配慮として「浮気調査」という言葉を使っています。

     

    一般的にも、「浮気」と「不倫」だと、言葉の重みが違いますよね。

     

    もちろん、どちらも相手にされたらいやなことではありますが、「浮気」という言葉の方が字面的にも軽い気持ちのように見えませんか?

     

    本気じゃない。ちょっとした遊びだから「浮気」。

     

    「愛人」と言ってしまえるほど、本気で他の人に心を寄せてしまっていたら「不倫」という感覚が、どこかにあるのかもしれません。

     

    ですが、「浮気」と「不倫」は、その人の気持ちの問題ではなく、実際は責任の問題です。

     

    恋人同士の場合、片方が他の人と関係を持っても「不倫」にはなりません。「浮気」です。恋人同士だと認識しているのが、誰なのか、にもよりますが。

     

    自分がAさんの恋人だと思っていても、Aさんには他にも付き合っている人がいて、Aさんからすれば自分が浮気相手という場合もありますし、始めはAさんの恋人だったとしても、Aさんが浮気をしているうちに浮気相手の方に心を寄せてしまい、いつの間にか自分が浮気相手になっていたという場合もあります。

     

    ですが、この場合は、Aさんがあなたともう一人の間でウロウロしていても、片方に本気で恋をしていても「浮気」どまりで、不倫にはなりません。

     

    あなたとAさんが恋人同士で、Aさんの浮気相手が既婚者だった場合でも、あなたから見れば、やはり「浮気相手」です。Aさんが浮気をしている既婚者の配偶者から見れば、Aさんは「不倫相手」にはなります。それでも、あなたからAさんに対して「不倫するなんて!」と口頭で咎めることはできても、それ以上のことはできないのが現実です。

     

    それに対して「不倫」は違います。

     

    結婚をしている人が、他の人と関係を持つと、相手が既婚者であっても未婚者であっても関係なく「不倫」と呼びます。そのため、既婚者の方が相談者の場合は、「浮気調査」ではなく「不倫調査」という言葉の方が正しい言葉の使い方です。それでも探偵が「浮気調査」と言っている理由は、冒頭にも書いた通りです。

     

    恋人同士の場合は個人の自由なので、好きに別れて好きに付き合ってもいい関係ですが、婚姻となると話が変わってきます。結婚式をするかどうかは個人の自由ですが、婚姻届けを出すのは個人の自由とはなりません。婚姻届けを出さなければ「結婚をしている」とはならない、というのが現在の日本の法律です。ただし、「内縁の妻」「内縁の夫」というのもあるので、その場合は話が少し変わってきますが、今は横に置いておきましょう。

     

    婚姻届けを出すということは、法律が絡んでくるということです。

     

    婚姻届けを出した二人は、お互いに相手以外の人から貞操を守らなければいけないというルールができます。これを破ると、破られた側から法的な処置(慰謝料の請求など)が執り行われるようになります。

     

    夫側も妻側もともに貞操を守らなければいけませんし、婚姻届けを出している人に手を出すことも禁止とされています。

     

    恋人同士であれば、別れる時も口頭で「別れましょう」と告げるだけでできますが、既婚の場合は離婚届を役所に提出する必要があります。婚姻届けも離婚届もお互いの名前とハンコを必要としているので、簡単ではないということです。また、その他にも保険や銀行と言ったところにも手続きが必要な場合もあります。

     

    恋人と既婚では、それほど違うということです。

     

    そして基本的に、探偵が相談を受けるのは既婚者からです。結婚をしておらず、恋人の浮気の調査をしてほしいと言われれば、もちろんこちらから断ることはないのですが、本当にいいのかどうかを聞きます。

     

    恋人同士の場合は、全てが個人の自由ですので、付き合うのも別れるのも、当人同士の問題ですみます。そのため、恋人が他の人と浮気をしていたとしても、「慰謝料を払って!」というのは自由ですが、法的に慰謝料を払わなければいけないということはないので、言われた側が払うかどうかは、言われた側の自由という事になります。

     

    ですが、既婚者の場合は話が変わってきます。

     

    配偶者が他の異性と関係を持っているということがわかれば、「不倫」が確定し、法的効力のある「慰謝料の請求」ができます。さらにいえば、不倫が確定していれば、不倫をされた側が「離婚をしたい」と言い、不倫をした方が「離婚をしたくない」と言った場合、不倫をされた側の意見が通るように法律上なっています。

     

    もちろん、「不倫の確定」というのは、不倫をした側が認めているか、不倫の確証を持っているかのどちらかのことを指しています。不倫をした側の口頭だけでは、途中で「やっぱりあれは不倫じゃなかった」と言われてしまうこともあるため、不倫の確証を持っている方が確実です。

     

    不倫の確証を取ってくるのに、探偵がよく使われています。探偵は調査のプロですので、こういった確証を取ってくることに長けています。また、恋人同士の場合の浮気の確証ではなく、既婚者の場合の不倫の確証の調査の場合は、離婚がしやすくなるというメリットと、配偶者と配偶者の相手の両方から慰謝料を取ることができるためです。

     

    調査の依頼をすることによって、相談者のみがお金の面でも損をするのであれば、探偵を使うのは考えた方がいいということです。もちろん、真実がどうなのかがわからなくて、精神的に弱ってしまうのを防ぎたいから、という理由であれば、探偵も調査を行いますが、恋人同士の場合は必要ないかと思います。

     

    結婚をしている人は法律でも他の人と関係を持ってはいけないと決まっているので、本来ならそれだけで人の行動を止めることができそうなのですが、人間の欲というのはとどまることを知りません。

     

    浮気や不倫をしない人はいないのではないかと思われていますが、たとえそうであっても放置をしていい理由にはなりません。配偶者の怪しい行動に悩んでいるなら、ぜひ探偵に相談をしてみて下さい。

     

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