2019-01-16

    とあるカフェで資料を読んでいると、こんな会話が聞こえてきました。

     

    A「ちょっと聞いてくれる? うちの旦那、最近なんか妙にそわそわしてるのよね。お小遣いの催促するために、変に優しい時もあるし」

    B「何それ、浮気じゃないの?」

    A「やっぱりそう思う?」

    B「うちも、前それで問いただしたら白状したわよ。その時はキャバクラの女だったけど」

    A「キャバ嬢ね。うちもありそうだわ……というか、ここのケーキ美味しいわね!」

    B「本当ね。フルーツも美味しいし、もう一個頼んじゃう?」

    A「いいわね!」

     

    と、言って、その後は楽しく笑いながらティータイムを楽しんでいるマダムたち。旦那の浮気の話は、ケーキに負けるのかと思ってしまいますが、これが彼女たちの普通なんですよね。

     

    それに比べて、男性はというと。

     

    A「最近、うちの嫁が夜に出かけてることが多いんだよ」

    B「夜に出かけるって、お前許してるのか?」

    A「俺も、真っ直ぐ帰らない日もあるし」

    B「それは、そうかもしれないけど……」

    A「しかもインドアだったはずなのに、ゴルフとか始めたし……」

    B「お前、それ……」

    A「……やっぱり、不倫かな。あぁ俺、どうしたらいいんだよ……」

     

    というような会話を、居酒屋で聞きました。彼らは、彼女たちのように、その後「にしても、この酒、めっちゃうまいな! ボトル入れよーぜ!」というようなテンションにはなりません。ボトルを入れるとしても、「そんなに落ち込むなよ。今日は俺がボトルを入れてやるから、とことん飲もう」と、友人が励ます形で入れるぐらいです。

     

    こんな風に友人に対して相談する時から全く違いますが、浮気が決定的になった時の反応も、やはり男女で違います。

     

    遺産相続や利権などが絡んでいない一般家庭では、通常女性は怒りの方が先に来ますが、男性はショックの方が先に来ます。男性が妻の浮気を知って、「あの野郎!」となって怒るタイプの場合、普段から男性が女性を下に見ていて暴力をふるっている場合があったり、自分自身に対するプライドが高く亭主関白な場合だったりすることがほとんどです。

    逆に、女性が「そんな……」と言って、ショックが先に来る場合は、夫に対して依存をしていたり、尽くすことに喜びを感じているタイプだったりします。

     

    夫婦が対等な関係を結べている場合は、最初に言った通り、女性は怒り、男性は悲しみという感情を見せる方が、私は一般的だと見ています。

     

    ショックを受ける割合が多い男性ですが、「浮気」に敏感なのは女性というのも、不思議ですよね。ですがこれは、こう考えると簡単です。

     

    女性は「男性は浮気をするものだ」という意識が、子どもの頃から刷り込まれています。普段から男性を疑って見ているので、ちょっとした変化に鋭いのです。そして女性は「いつか私のパートナーも浮気するかも」と心の中で思っているため、誰しも「浮気」への耐性が、子どもの頃から作られて行っているのでしょう。

     

    それに対して男性は、「女性は浮気をしないものだ」という意識が、子どもの頃から刷り込まれています。特に、お母さんが好きな男性にとって、お母さんがお父さん以外の人と付き合っているということは想像しにくく、自分の妻となる人に対しても同じ気持ちを抱いている場合がほとんど。

     

    だから、妻が浮気をするなんて思ってもみない男性は、妻のちょっとした変化に気付かず、手遅れの状態になってから知って、落ち込んでしまうのです。

     

    ですが、どうして男は浮気をする生き物なのに、女は浮気をする生き物だと思っていないのでしょうか?

     

    男が浮気をする相手が、みんな男なのであれば、男だけが浮気をするものだという考え方は、まだわかります。

    でも、男の浮気相手は大抵女ですよ。

     

    確かに、男は若い女性が好きで、女は年上の男性が好きという人が多いため、既婚者男性と未婚者女性の浮気は成り立ちやすくはあります。ですが、全部が全部そう言うわけではありません。

    既婚者男性と既婚者女性だってありますし、未婚者男性と既婚者女性の組み合わせだってあります。

     

    こうやって考えていくと、男性が浮気をする生き物である限り、女性だって浮気をする生き物なんです。

    ただ、女性は夫に浮気をされたら、周りにいる人たちにおおっぴろげに言いふらしますが、男性は妻に浮気をされても、周りにいる人たちにおおっぴろげに言ったりしません。人に伝えている余裕なんてないからですし、浮気された夫と言われるのが嫌だからです。

     

    結果、世間は男性は浮気をする生き物だという認識を強め、女性も浮気をする生き物ということを目の当たりにした人以外は信じないという方程式が成り立つのです。

     

    そして、男性は女性に比べると肉体的には強いのですが、精神的には弱い生き物。ストレス耐性だけでいえば、女性の方が強いと言われています。それは10代からずっと変わりません。

     

    例えば、女性は失恋しても次の日から別の人を追いかけることができますが、男性は失恋すると引きずってしまい、なかなか相手を忘れられない。中には、新しい彼女ができても、前の彼女のことを頭の片隅から追い出すことさえできていない人もいます。

    女性は、新しい彼氏ができれば、前の彼氏のことは完全に記憶から削除してしまいますが。

     

    学生の時から男女には差があり、大人になっても変わらないため、離婚をした後も全く違う行動をとるのが男女の面白いところです。

     

    そんな姿を、生の現場でずっと見てきました。ですが若干最近は、男性の女性化、女性の男性化が進んできているので、これまでのケースに当てはまらない行動をとる依頼人もいます。

     

    ただ、昔も今も変わらないのは、たった一晩の出来事だったとしても、遊びだったとしても、本気だったとしても、結婚をしているのに他の人とホテルへ行くのは「浮気行為」です。

     

    許せる、許せないはともかくとして、早い段階で相手の裏切り行為を摘発しておけば、その後の自分自身の傷も浅くてすみます。

    放っておくと、不倫相手の子どもができてしまうケースもあるので要注意です。

     

    自分のパートナーをしっかり見て、ちょっとした変化に気付けるようになりましょう。そして「これはもしかして……」と思ったら、お気軽に相談をして下さい。

     

    不安な種は、早めに刈り取っておくのが得策ですよ。

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