2020-11-30

    探偵と一言でいっても、そのレベルや料金は様々です。ですが、探偵というものがそもそもどういったものかということさえ知らない人が多いため、何が普通なのかもわからない人がほとんどだと思います。

     

    探偵同士では、調査力という言葉を使うことがあります。これは、その探偵がどの程度の調査をする能力があるかを見るものです。

     

    探偵事務所をかまえるためには、公安に届出をする必要がありますが、それは裏社会や前科のあるものが、探偵になろうとしていないかを見ているだけで、その探偵事務所にいる探偵個人の能力については見ていません。

     

    また探偵になるための試験などもないため、一般の人が公安に届出をすれば、すぐにでも探偵事務所が開けます。そのため、例えば個人で美容院をしているオーナーが、探偵オタクで、美容院兼探偵事務所にしたらカッコいいんじゃないかと思い、美容師をする傍らで届出をすれば、そのお店は届け出が受理された日から探偵事務所になるというわけです。

     

    さらに、一般の人は探偵がどういうものかを知らないため、そうやって複合的に探偵事務所をやっているお店を好む傾向もあります。もちろん、本気で悩んでいる人は行かないかもしれませんが、軽い悩みであれば、そう言ったところの方が行きやすいため頼るようになり、気が付いたら犯罪の片棒を担いでいたという危険もあります。

     

    世の中では、「探偵」というイメージが独り歩きしている傾向が強く、特に日本では探偵小説の人気も高いため、間違った方向での認識を持っている人がいます。素人探偵は本当の探偵を知らないので、どこまでが探偵のできることで、どこまでが探偵のできないことなのかを知らないまま調査をするため、それを依頼した人にまで被害がいくというわけです。

     

    そこまではいかないにしても、調査力というのは、そんなにすぐに身に着くものではないので、やはり職人のように、初めはどこかの探偵事務所で修業を行ってから、一人で探偵事務所を作るのが一般的です。

     

    探偵学校を、大手の探偵事務所が作っているのも、素人探偵を世に出さないためというのもありますし、探偵学校を卒業した探偵の卵を自分の会社に入れて、さらに育てることで自社を強化するという面もあります。

     

    例えば美容師でも、専門学校を卒業した美容師たちは、卒業とともにいきなり自分の美容院を作る人はほとんどいません。学校を卒業しても、何十年も美容師をしている人に比べると、どうしても素人寄りの能力しかないからです。

     

    探偵も同じです。

    もちろん探偵学校に通っていなくても、いきなり探偵事務所の助手として入り、そこで力をつけてから探偵になる人もいます。そういった人も、力をつけてから独立をしているので、一定の調査力がある状態にはなっているでしょう。

     

    つまり、その探偵の調査力を、一般の人が図るとしたら、その探偵の知り合いがどの程度いるのかということを知るのも、指針の一つになるでしょう。

     

    多くの調査をしていれば、自然と横のつながりも強固になっていきます。

     

    もし、どの探偵事務所とも繋がりのない探偵事務所であれば、あまり信用しない方がいいかもしれません。

     

    新進気鋭の探偵事務所という風に言うかもしれませんが、それでも横のつながりはあるものです。ただし、横のつながりがあるといっても、その証拠を示すのは難しいので判断しづらいかもしれません。

     

    あと、調査力の高い探偵事務所なら、謎解きも得意だろうと思っている人もいますが、探偵は謎解きをしているわけではなく、地道な努力で調査をして真実を探しているだけなので、必ずしも謎解きの能力が高いイコール調査力があるというわけではないことは覚えておきましょう。

     

    調査力について色々と言ってきましたが、探偵の選び方として一番忘れてはいけないのは、正規の探偵事務所かどうかということです。

     

    当サイトでも何度もお伝えしていますが、探偵事務所の中には違法集団も存在しています。そういった探偵は、ほとんど探偵業の届出を受理されていない事務所です。届け先が公安なので、違法行為をしている探偵事務所に対しての刑罰をしっかり行っています。それを見逃すことはないので、違法調査や違法行為をしている探偵事務所はそもそも探偵業の届出をしていないのです。

     

    探偵に依頼をしたことがない人は、調査力云々の前に、必ず探偵業の届出だけは確認するようにしましょう。

     

    また、Aという探偵事務所で調査に失敗をしてしまったからと言って、Bという探偵事務所に同じ調査を依頼したら上手くいったということもあります。

     

    調査には運の要素も多少はあるのですが、調査力の差がはっきりと出ているとも言えます。

     

    探偵はその調査対象や調査の内容から、一般の人の口コミというものがあまり表には出ません。ですが、失敗をしようが成功をしようが依頼人は調査費用を払っているので、失敗をした探偵事務所のことを口コミとして残しておけば、その探偵事務所は二度とそんなことを言われないように調査力を上げようとするでしょうし、調査力の低いところに他の人が依頼をしに行くことも減るという効果があるので、口コミは書いてほしいと思います。

     

    また探偵の選び方で大事なのは、探偵との相性です。どんなに腕のいい探偵であったとしても、どんなに調査料金が安い探偵事務所であったとしても、対応している探偵との相性が悪ければ、依頼はしないようにしましょう。

     

    探偵も客商売ですし、依頼人も決して安くはない料金を支払うのですから、相性の悪い人に相談することはありません。探偵事務所は、東京の中で探すとしてもいくらでもあります。そこでしか調査ができない、というような探偵事務所はほとんどありませんし、一般の調査内容であれば、どこの探偵事務所でも行うことは可能です。

     

    探偵に調査を正式に依頼をすることになると、探偵と密に連絡を取り合う事になるため、メールや電話でやり取りをしたり、実際に会って話をしたりしてみて、何か合わないと思ったら他の探偵事務所を探しましょう。

     

    ただ東京には本当に探偵事務所が多いので、どこの探偵事務所を選んだらいいのかがわからなくなったというのであれば、当協会にご連絡いただくというのも一つの手です。いくつかの信用のできる探偵事務所をご紹介させていただきます。お気軽にご連絡ください。

     

    東京都調査業協会

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