2021-11-23

    探偵という職業が、昔よりは身近なもののように感じている人も増えてきたのではないでしょうか。

     

    探偵社は、意識して街を見てみると、あちこちに探偵社の看板が立っていることに気づけます。

     

    電車に乗っていて、ぼんやりと窓の外を見ていても、目につくこともあるでしょう。

     

    そうやって、探偵社の看板や、探偵の文字に反応をするということは、おそらく何か深い悩みがあるか、探偵ものの映画やドラマ、小説などを見たからかもしれません。

     

    ただ、探偵という職業が一般的に感じるようになっても、探偵社に支払う依頼料は高いと思っている人がほとんどなのではないでしょうか。

     

    多くの場合、探偵への支払いイコール高いというイメージが先行しているため、実際に探偵社のホームページなどで確認をする前から、悩んでいることがあっても、探偵に頼むのは……と思っている方もいます。

     

    探偵が法外な金額を請求してくるというのも、映画やドラマ、小説の影響だと思うのですが、ただそういった作り物の話の中でも、裕福な探偵というのは日本で作られた物語の中では少ないというイメージはありませんか?

     

    海外の映画や小説の中に出てくる探偵は、裕福な探偵はいます。豪邸に住んでいて、高級外車に乗り、高級ブランドの服を着ている。ですが、日本の探偵は物語の中であっても、そういう人はいません。実家が裕福という設定の場合は別ですが、探偵という職業だけで、裕福になっている人は描かれていません。

     

    物語の中の探偵は、実際の探偵とは異なる点が多いのですが、実はそういった点では正しく書かれていると思います。日本にいる探偵業を営んでいる人が、探偵だけで豪邸に住むようになったということは、ほとんどありません。もちろん、どの職種でもそうですが、一部の人は大成功を収めて会社を大きくしたり、豪邸を買えるほどの利益を得ている人もいますが、ほとんどの探偵はそんなことはないのです。

     

    つまり、一般的には、探偵は富豪ではないという事になります。

     

    もし探偵が依頼料を高く見積もっているとしたら、探偵はみな裕福な人になるのが普通だと思いませんか?

     

    それに高い依頼料を取って、高給取りというのであれば、もっと職種としても人気が出ていいと思いませんか?

     

    でも実際の探偵は、豪邸を買える人はほんの一握りの人しかいませんし、人気の職業というわけでもありません。

     

    中には探偵の物語に憧れて、探偵業界に入ってくる人もいますが、ほとんどの人が続かないというのが特徴です。

     

    探偵になるのは、それほどハードルが高いわけではありません。国家資格のようなものはありませんし、試験というものがあるわけでもありません。開業をするのも比較的簡単な部類に入るのではないでしょうか。

     

    ですが、そんなに簡単に探偵業を続けることはできませんし、資金が足らなくなって廃業するという人が多いのも現実です。

     

    そう思って考えてみると、探偵が見積もりを出す「依頼料」は、本当に高い金額なのかと疑問に感じませんか?

     

    儲け率が高いように設定されている料金なら、裕福な日本の探偵が、もう少しいても、おかしくはありませんよね。

     

    そもそも、依頼料金が高いと感じるのはなぜでしょうか?

     

    ここからは想像の世界になってしまうのですが、依頼料金が高いと感じるのは、探偵がどんな調査の仕方をしているのかが見えていなかったり、理解できていなかったりするからではないでしょうか?

     

    それにもしかすると、頑張れば「自分でもできること」と感じているせいで、高いと感じている可能性もあります。

     

    一般の人で、探偵がしていることとして真っ先の思い浮かべるのが「尾行」です。

     

    尾行という言葉を使っていますが、ようは対象者の後を追いかけて、何をしているのかを見張る行為です。実際に誰かの後を追いかけたことがなくても、誰でもできると思っていませんか?

     

    ですが、対象者に気づかれないように、そして見失わないように尾行をするには訓練が必要です。しかも長時間尾行をする場合、一人では限界があります。複数名で、一人の対象者を尾行するのが一般的です。

     

    ここが物語の中に出てくる「探偵」とは違うところかもしれません。

     

    物語の中に出てくる探偵は、依頼を受けた本人、もしくは本人と助手の二人が尾行をしていますが、現実では3人ぐらいがちょうどいい数です。場合によってはもう少し人数を増やすこともあります。

     

    どうして複数人で尾行をするのかは、なかなか想像しづらいかもしれません。一人だと、相手との距離を考えながら歩いていても、長時間にわたって同じ人がずっと後ろにいると気づかれやすくなります。

     

    それに相手が自転車に乗ったり、タクシーに乗ったり、電車に乗ったりすることもあるわけです。こちらが尾行をしていることを知らないのですから、常に道を歩いてくれるとは限りません。

     

    本当にそんなに大変なのかと思うのであれば、友人や知人などの了承を得てから、本人を尾行してみるとわかります。ただ本人の了承を得ずに尾行をすると、問題になりますので気をつけて下さい。

     

    さらに探偵は尾行をしながら、カメラを回したり写真を撮ったりと、様々なことをしています。

     

    ただ後をついて行けばいいというだけでもないのです。

     

    そうして動画や写真を証拠として撮り、依頼者に調査報告書として編集したものをお渡ししています。さらに、尾行をする前には前準備というものも行っており、尾行を開始する前から探偵は仕事を始めています。

     

    また、尾行という行為は危険も伴うものです。プロの探偵であれば、対象者にバレてはいけないものですが、バレる可能性もありますし、警察に呼び止められることもあります。そういった時に、決して依頼者の名前を言わない、探偵だと名乗らないという決まりがあります。

     

    そういったことを考えると、依頼料金の中には危険手当も含まれていることがわかるかと思います。

     

    今回は「尾行」についてだけ触れましたが、他にも同じように、依頼者からは見えないところで動いているのが探偵です。そう思うと、依頼料金がそんなに高いものではないという風に見えてきませんか?

     

    もちろん、個人が支払う金額としては高いのかもしれませんが、本格的な調査をしてくれるので、本当に困っているなら依頼をした方が得だという考え方もできますよ。

     

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