2023-01-19

    学生は誰かが誰かに対して「嫌だな」と思うことをすると「イジメ」という名前が付き、会社の中で誰かが誰かに対して「嫌だな」と思うことをすると「ハラスメント」という名前が付きます。ですが、学生でもなく、会社の中でもなく誰かが誰かに対して「嫌だな」と思うことをしても、「イジメ」や「ハラスメント」という名前はつきません。それは「嫌がらせ」という名称になり、なんとなく「イジメ」「ハラスメント」という言葉よりも軽い気がしませんか?

     

    最近は、PTAや子どもの学校関係で集まるママさん集会が、低年齢化されているため、嫌がらせがあると「イジメ」と感じている人もいますが、「イジメ」「ハラスメント」「嫌がらせ」どれも人の嫌がることをしているので、罪の重さとしては同じですし、受ける側の辛さも同じです。

     

    これらすべてをひっくるめて「嫌がらせ」と言ってもいいのかもしれませんが、「嫌がらせ」という言葉が、それほど重くとられていないために、使われていないようにも思います。ですが、嫌がらせを受けて、精神的苦痛が積み重なり、人間不信になったり、引きこもりになったり、対人恐怖症になったり、自殺をしたりすることもあるので、軽視してはいけないものです。

     

    さて、この嫌がらせ。どういったものがあるでしょうか?

     

    嫌がらせの範囲は幅が広くありますが、程度が低いものから高いものまであります。ただ、程度の低いものであっても受けている側が深刻に受け止めてしまえば、程度の低い高いは関係がないということも忘れてはいけません。なぜなら、程度が低いことであれば、行っている側は「これぐらいで何だっていうのよ」という風に、罪の意識が低くなるからです。嫌がらせは嫌がらせ、この認識が重要です。

     

    嫌がらせの内容として代表的なものをいくつか挙げていきます。

     

    いつも家の前に小さなごみが置かれている。家の前にかき集められた落ち葉などが家の敷地内の前の道路に置かれている。

     

    1度や2度ぐらいでは、それが故意に行われているのか、どうなのかがわからないものです。ですが、毎日であったり、頻繁にそういうことがあれば、これは誰かが故意に行っているものなのではないかと気づきます。気づいた時から、受け手側は精神的苦痛を受けるようになります。

     

    車や自転車などに泥や傷をつける。傷をつける場合は器物破損にあたりますが、泥だけでは難しいところがあります。もちろん、窓ガラスに鳥の糞を毎回落としていくというのであれば、十分に問題行動ですが、程度によっては見逃されてしまう可能性もあるので、難しいところです。もちろん、ちょっとした汚れをつけるだけでも、十分に問題行動なのですが、訴えたところで「これぐらいで?」という心証を与えてしまうことが問題です。ただこれももちろん、受け手側が精神的な苦痛を受けるようになります。

     

    近所の人に変な噂を流されたり、無視されたり、町内会の回覧が意図的に届かなくなる。こうなってくると、かなりわかりやすい「イジメ」の要素が入ってきます。当然これも、受け手側は精神的な苦痛を受けるようになります。

     

    ポストの中身を勝手に見られたり、持って行ったり、不幸の手紙など不要なものをポストの中に入れる行為。犯罪行為に当たりますが、定期的に知らない間に行われていて、誰か他の人の手が加わっていることに気づけば、受け手側は精神的苦痛を受けることになります。

     

    以上のような嫌がらせもありますが、これがエスカレートすると、もっとわかりやすい嫌がらせを受けることもあります。例えば、信号待ちをしている時に背中を押されたり、自転車に乗っている時に物を取ろうとしてきたり。また、外を歩いているだけで、ニヤニヤした顔で見られ続けたり。目の前にいるのに、大声で「あの人ってこうなのよ。嫌よね」「あの人、この前こんなことをしていたの。気持ち悪いわ」というようなことを、平然と言ったり。

     

    イジメ、ハラスメント、嫌がらせに共通していることは、放置しておいても解決することはほとんどないということです。基本的には、放置すればするほど、嫌がらせ行為は激化していきますし、受け手側の精神的苦痛も蓄積していきます。

     

    嫌がらせ行為が激化していく要因としては、嫌がらせをしている側は嫌がらせをされている人が弱っていく姿を見たいというのがあるからです。そこに快感を覚えているので、もっと嫌がらせをしたい、相手が悪いからやっている、自分は悪くないという気持ちが強いのが問題です。そのため、嫌がらせを受けている側が落ち込んでいけば、さらに落ち込ませようとしますし、嫌がらせを受けている側が落ち込んでいなければ、落ち込むようにさらにひどいことをするようになるので、嫌がらせを受けている側がどういう状態であろうと、嫌がらせは激化していくというわけです。

     

    ただ、この嫌がらせは、イジメやハラスメントではなく、場合によっては最も軽い言い方の「ご近所トラブル」という風に扱われることがあります。そうなってくると、嫌がらせを受けているということを警察に言っても相手にされません。個人間のことは、個人で解決して下さいと言われてしまいます。また弁護士に相談をする、ということに関しては、嫌がらせを受けている側が考え付かないことだったりもします。だから放置をするしかないと考えて、精神的苦痛を受け続けるという事になってしまうのです。

     

    ですが、こういった嫌がらせは、ちゃんと犯罪です。決定的な証拠があれば、相手を黙らせることはできますし、法的に黙らせることも可能です。その後の仕返しが怖いというのであれば、それも証拠として提出すれば、報復に対することも訴えることが可能です。

     

    確実な証拠を必要とするなら、こういったことが得意な探偵に相談することをお勧めします。探偵に相談をし、証拠を得た後の行動も相談していただければ説明します。また、嫌がらせを直接受けている方ではなく、嫌がらせを受けている方の家族や友人知人からの相談でも受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。

     

    単なる嫌がらせだから我慢をするしかない、という考えは持つ必要はありません。嫌がらせを受けたら、ちゃんと抵抗をしましょう。

     

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