2023-09-19

    探偵事務所に依頼をすると、法外な料金を請求されるのではないかと思っていませんか?

     

    確かに、探偵事務所に依頼をして、1万円以内で収まったということはないでしょう。でも、だからと言って高いと感じてしまうのは、探偵がどういった方法で調査をしているのかを知らないからだと思います。

     

    探偵に相談をしたいと思っても中々一歩が踏み出せない人が多くいらっしゃいます。理由としては、探偵が信用できないからというのと、依頼料が高いからの2点なのではないでしょうか。

     

    探偵が信用できないというのは、未だに探偵が何をしているのかが分からない不透明なところからきているものと、探偵を語った詐欺グループが存在しているからというのがあります。

     

    前者は、探偵という職業柄守秘義務があるため、どんな仕事をして、どういう風に結果をお伝えしているのかということを、具体的に話せないために起きているものです。

     

    後者は、悪質な探偵を語っている人たちがいるとのは、探偵業界としても問題視しているところです。

     

    しかし、詐欺グループの場合は、探偵業法の届出を公安に出していないことがほとんどですので、悪徳詐欺グループに騙されないようにするには、まず依頼をされる方も「探偵業法の届出」というものが存在しているということを知ってもらう必要があります。

     

    探偵はクローズドにしなければいけない部分が多いのですが、オープンにしないと詐欺が横行していても、依頼人に気付かれにくいという側面を取り払うため、最近はオープンな探偵事務所も増えてきました。ただ、オープンにしすぎると、今度は依頼をした後で、自分が依頼した内容が世間に公表されるかもしれないという問題に直結してしまいます。そのため、クローズにしているところはクローズなままです。

     

    ただ、探偵も考え方を変えて、オープンにする部分も増えてきたのですが、これまでの盾居のイメージを払しょくするには、探偵の歴史が長すぎるため、払しょくすることができません。依頼人や一般の人たちは、今も探偵は秘密主義で何一つ情報をオープンにしない怪しい集団だという認識を持っている人も一定数います。

     

    「探偵に依頼をしたの」と言えば、何を依頼したのかという事よりも、「騙されなかった?」「脅迫されていない?」「裏社会の人がいたんじゃない?」などの話題が未だに出てくることもあります。それほど、探偵への社会的信頼度はまだまだ低いと言えるでしょう。それでも、探偵は現代の流れに合わせて、極力オープンな状態でいようとしています。あとは、オープンになっているということを、依頼人や一般の人たちが、その情報を手に入れたいと思ってもらえるかどうかだけです。

     

    インターネットが普及して、情報は昔よりも外に出るようになりましたが、検索をする人が検索ワードを考えなければ、情報が表に出ていても手に入れることができません。情報はあるのに、見られていない、それが探偵業界の現状のように感じています。

     

    話しを戻しましょう。

     

    探偵業界は依頼料が高いのではないか、と思っている人は結構いるのではないでしょうか。しかし、どうして高いと感じているのかを考えたことはありますか?

     

    例えば、通常買い物やサービスを受ける時。出来上がった製品を受け取るだけだったり、マッサージなどであれば施術時間を全てともにしているので関わっている時間が長いから、その料金でも仕方がないという風に思っているはずです。

     

    例えば、靴を買う場合だと、お店に行けば靴が並んでおり1000円ぐらいから20000円ぐらいのものがあって、好きな価格帯のものを買うことができます。靴を見ているので、5000円くらいのものを買ったとしても、納得して購入しているはずです。

     

    製品ができていないもの、例えばサービスを受ける場合だと、マッサージがあります。最近のマッサージは10分1000円というのが、安いところでの平均的な金額です。1時間お願いすれば、6000円です。もちろん、施術内容によっては、それよりも高くなりますし、場所や内容によっては、それよりも安くなる場合もあります。ですが、60分間ずっと施術をしてもらっているので、6000円ですと言われても納得はできるはずです。

     

    ですが、探偵の場合はどうでしょうか?

     

    探偵の場合は、製品がすでに出来上がっていて売っているもののくくりには入りません。依頼をされてから製品を作るタイプのサービスになります。しかもフルオーダーメイドです。フルオーダーのスーツ屋に似ているかもしれません。お客様の要望を聞いて、持っている生地(仕組み、調査方法)を組み合わせ、作っていきます。そして出来上がりのスーツ(調査報告書)をお渡しする。

     

    フルオーダーメイドのスーツに安いところはありませんよね?

     

    一人ひとり作り方が違うので、その度に作り方を変えているので高いのは当たり前という認識があるはずです。探偵の調査もそれと同じです。

     

    また、実際の調査を行う人数というところにも注目をして欲しいところです。調査を行う前には事前準備が必要です。事前準備をした後で、1つの調査を行うのに3人の調査員を8時間使うとしたら、経費として3人分の調査費用がすでに掛かっています。そして、調査が1日で終わらず、3日かかれば、3日分の調査員の経費がかかるということです。

     

    また調査をする内容が尾行だった場合、カメラ、車、交通機関を使うなら交通費、その他特殊機材などの費用も掛かってきます。そして調査を終えたら、報告書作成です。そして、依頼人との打ち合わせに使った時間や、報告をする時間、その期間にかかる諸経費もろもろを考えれば、1万円で済むはずがないのはわかりますよね。

     

    探偵の調査費用が高いと感じている方もいますが、探偵は実際に経営をしてみると、そこまで簡単にもうかる商売ではないということが分かります。

     

    ただ、それでもやはり、探偵の調査費用が高いと感じてしまうのは、探偵に調査を依頼する内容が、ポジティブなことではないことが多いからではないでしょうか。不倫裁判を行う時の証拠が欲しいという明確な理由があれば、調査費用はそこまで高いとは思わないかもしれませんが、ただ浮気をしているか、していないかをはっきりさせたいだけであれば、調査費用は高く感じる……。

     

    ですので探偵の調査費用が高く感じるかどうかは、依頼人側の考え一つで変わるとも言えるでしょう。

     

    東京都調査業協会

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