2025-08-12
第319回:《探偵》既婚男性で不倫をした人の割合は約5割?
不倫はしてはいけないもの、結婚後は貞操観念を持ち、配偶者以外の人とは関係を持ってはいけない、というのは、誰でも知っていることです。それでも人は不倫を繰り返し行い、家族を壊しています。
タイトルにも書いていますが、既婚男性で不倫をしたことのある人は、なんと46.7%もいると言われています。ただこの数字の中には、風俗も入っています。とはいえ、不倫ですのでキャバクラへ行って遊んだだけでは、この数値には反映されません。不倫と定義できるぐらいの仲になれば、含まれます。
また既婚女性はというと、15.1%という数値になっています。これも不倫と定義できる行為をしている人たちの割合です。ただデートで映画を見て、お茶をしたぐらいでは含まれません。そのため、女性の方は割合が少なくなっているとも言えます。
また、これは行為に及んだ人の割合のため、結婚後にプラトニックな関係を貫いている場合や、行為に及ぶ前の数回のデートの間に分かれてしまった場合は含まれていません。もし、姦通罪に当てはまらないものも入れるとなると、この割合はもっと増えるでしょう。
男性の場合は、キャバクラに行くだけでも数値が増えてしまいますし、女性の場合はちょっと良いなと思った人とのランチデートに行くだけでも数値が増えてしまうからです。
この数値を見て、どう思いましたか?
「ウチの旦那に限って不倫はないわ」
と、普段から言っている家庭。本当に不倫をしていないでしょうか?
男性の不倫の確率が約5割ということは、2人に1人は不倫経験があるということです。例えで言うなら、自分の家庭と隣の家の家庭のどちらかの夫は不倫をしていることになります。
もちろん、現在進行形で不倫をしているかどうかでいうと不明ですが、長い結婚生活の中でなら不倫をしている確率が非常に高いということです。
それでもなお、
「ウチの旦那に限って不倫はないわ」
と気軽に言えるでしょうか?
また、そんな軽口を言っている妻で、夫婦の関係がとても良好で、普段から恋人のように過ごしているから、「不倫なんてしない」と言っているなら良いのですが、夫のことを男性として見ることができなくなったから「不倫なんてしない」と言っているのであれば危険です。
妻に対しては男性的な顔を見せていなくても、他の女性には男性的な顔を見せているかもしれません。
さらに、夫のことを男性として見ていないというだけではなく、無関心になっている場合は、より危険です。
人は無関心にされることを、基本的には好まないからです。
仕事をして、疲れた状態なのに、家に帰ってもいないものとして扱われる。食事の用意はあっても、特に会話をしてくれるわけでもない。多少の会話があったとしても、気の抜けた返事だけで関心を持ってくれない。
そういった家庭だった場合、人は心のよりどころを探すようになります。お給料が多く、自分で使えるお金もあるのであれば、家で夕飯を食べずに外食するようになるでしょうし、お金がない場合は近くの公園で時間を潰して、遅い時間に帰るという風になるかもしれません。
そんな生活をしていると、お金がある場合は外食をしている場所で出会いがあったり、お金がない場合は職場で出会いがあったりして、他の人が関心を寄せるようになります。そうなると、その人は不倫はダメなことだと分かっていても、自分に関心を持ってくれる人に心を開くようになり、不倫の深みにはまっていくというわけです。
とはいえ、夫婦が恋人同士みたいに過ごしていても、男女として仲良くしていたとしても、不倫をする人はする、という問題もあります。幸せオーラを放っている男性は、女性を引き寄せるフェロモンを出しているので、それに誘われて近づいてくる女性がいるからです。
男性側も家庭で幸せに過ごしているため、自己肯定感が強く自分に自信があります。そうなると、行動も大胆になり不倫をしやすくなってしまうというわけです。
それでももちろん、夫に不倫をさせない方法はあります。夫婦円満であることはもちろんですが、お金を自由に持たせすぎないことも大事ですし、例え付き合いであってもキャバクラのような場所に行くことに対して悲しんでいるということを伝えるだけでも変わります。
また、夫婦間の秘密をなくすように、GPSをつけたり、スマホをお互いに見せあうということも出来る相手なのであれば、それをするようにしましょう。
とはいえ、一番大なことは、
「ウチの旦那に限って不倫はないわ」
という風には思わないということです。男性は2人に1人は不倫をするので、気を緩めずに見ていれば、大抵の場合は女性と何かあった場合はすぐに分かります。
反対に男性の場合も、妻に対しての警戒が必要です。
男性は男性で、なぜか女性は不倫をしないものという思い込みがあります。女性は結婚をして、子どもを産むと、妻というよりは母親になってしまうので、子どもを放置して他の男と遊ぶなんてことはないと思っているからです。
ですが、不倫をしている妻の割合は15.1%なので、約7人に1人が不倫をしていることになります。
既婚者の男性が未婚の女性とばかり不倫をするのではなく、既婚の女性とも不倫をするダブル不倫という言葉があるぐらいなので、既婚の女性も普通に不倫のチャンスがあればするということです。
ただ、不倫をする機会と、貞操概念が男性よりも強いため、女性の不倫は男性の不倫に比べると少ないのでしょう。しかし少ないとはいえ、ゼロではありませんし、7人に1人の割合というのも注目すべき点です。
男性は妻は不倫をしないものという固定概念を外しておかないと、収拾がつかなくなった状態でしか妻の不倫に気付けないかもしれません。
妻に不倫をしてほしくないのであれば、何かをしてくれた時には感謝の言葉をおくり、何かの際には花を贈るというようなことをしていると、女性は愛されている、必要とされていると感じ、家庭を守る気持ちへの陰りを抑えることができるはずです。
ということを今回は書いてきましたが、夫や妻が怪しい行動をとっていると感じたら、その時はすぐに探偵事務所に相談をしましょう。不倫は早期発見早期対応ですよ。