東京都調査業協会

探偵コラム

第14回:市民権の獲得を目指す

探偵調査業を取り巻く環境は、業界全体の業務の発展と社会的地位の向上を目指す上で、厳しい現状であり改善の兆しが見えない状況であると思います。環境改善の一つとして市民権を得ることが重要ではないかと思います。

弊社は創業以来67年の年月を経ていますが、創業者 児玉道尚が探偵調査業立ち上げ時の理念は「困っている人・企業の手助けをしたい」との一心からでした。
「手助けをする」の意味には、まず困った人の身になって礼節を持って真摯に接する・誠意を持って対応する・迅速で正確な結果報告・適正な料金請求・手助けした事案を部外者に漏らさない等の内容が含まれていると思います。またこのことは現在も適用出来る事項ではないでしょうか。

私どもは、この創業者の理念を今後も踏襲したいと思っています。
日常の業務を通じて1人でも多くの皆さんに探偵調査業の業務を正しく理解して頂きたいと思っています。そしてこれらのことが探偵業の市民権獲得に繋がって行くことになると思います。

核家族化に加え21世紀は「個人」の時代と言われています。人間関係はより複雑化し、今後益々探偵業務の需要が高まると思われます。将来探偵調査業が広く国民から評価を戴き、社会に存在しなくてはならない業務へと発展することを念じて止みません。

執筆者:(株)児玉総合情報事務所 金沢 秀昇

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