東京都調査業協会

探偵コラム

第31回:大切な家族がいなくなったら

もう8日も帰宅しないと青い顔をしてご両親は事務所へいらっしゃいました。

中学生の時から何度となく家出をされていたので、すぐに帰って来ると思っていたそうです。息子様は予備校生ですが、最近帰りも遅く、進学せずにアルバイトをしたいと話していたそうです。お母様は、彼の服にラメやファンデーションが付いていた事もあり、携帯電話を無断でチェックしていたそうです。

そこには知った名前がありました。

どうやら付き合っている相手は、幼稚園時代の隣のクラスの先生でした。とても可愛らしい先生ですが、すでに結婚しており、ご両親の心配は最高潮でした。まさか彼女が人妻で、息子様が愛人だとは思いもよらなかったのでした。

1秒でも早くご両親の元へ息子様を戻して差し上げる為にも、人探し専門チームにすぐに動き出してもらいました。 まずは息子様の部屋に何か手がかりがあるかの捜索です。ゴミ箱やパソコンまで調べて、プロファイリングしていきます。

息子様はやはり先生と一緒にビジネスホテルにいるところで発見されました。まだ不倫、愛人というものがよくわかっておらず、自分本位に行動してしまったそうです。どうせご両親に言っても、理解を得る事は到底無理なので駆け落ちのような真似をしたそうです。
ですが、日にちが経つにつれて不安も増大し帰り辛くなって、パチスロで得たお金で時間をつぶしていました。

対面した時はご両親もそうですが、息子様も少しほっとした表情でした。 学業、将来に迷う年齢のお子様にみられる家出ですが、一歩間違えれば未来が大きく変わってきてしまいます。
もし、大事なご家族がいなくなってしまったら、一刻も早く探偵に家出人調査を依頼してください。

執筆者:(株)MR 橋本 文良

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