東京都調査業協会

探偵コラム

第92回:《探偵》その悩み事は誰が解決できる?悩みを清算したいなら探偵に依頼するのも一つの選択

探偵に依頼をすることを、まだ戸惑う人もいます。

こんなことを探偵に依頼するなんて恥ずかしいという気持ちや、探偵事務所に通っていることを知っている人にばれたら困るという気持ちや、家の小さないざこざを探偵と言えど他人に話すのが辛いという気持ちなど、様々な感情があるでしょう。

ですがそれは、ちょっと考えすぎなのではないかと思います。

夫や妻が浮気をしている気がすると思っているなら早めに手を打った方が自分のためになりますし、子どもがよからぬ人たちと付き合いがあるように感じたら、それも早めに手を打ったほうがいいですし、子どもがいじめられているように感じたら証拠を集めて止めさせるのも早い方がいい。

どんな事例であっても、早い方が問題は解決しやすく、放っておくと問題がどんどんと複雑になっていく可能性だってあります。

それでも、
「探偵に依頼するのは……」
と思ってしまうのは、
まだまだ探偵が表の職業という認識が少なく、依頼する側が悪いことをしているような気持ちになってしまうからではないでしょうか?

ですがもし、あなたの奥歯が痛み出したりしみたりしてきたら、どうしますか?
歯医者に行こうかなどうしようかなと悩むでしょうか?

虫歯も探偵に依頼するような内容と同じく、放置していても解決することはありません。好き好んでいく人は少数派だとは思いますが、頭痛がするほど痛みが出てきたら、どんなに予定が詰まっていてもキャンセルしてでも、歯医者に行くのではないでしょうか?

また、いつも使っていたエアコンが壊れた場合、新しいものを買いに電気屋さんに行くか、今使っているエアコンを直してもらうために電気屋さんに修理を頼んだりしませんか?

エアコンも一度壊れると、元の状態には戻りません。もちろん、煙が出て壊れたという状況でなければ、一度電源を落として再度つければ、なんとか使える状態になっている可能性はありますが、異音がしたり、やっぱり調子が悪いと感じたりすることもあるでしょう。

エアコンだけではなく、電子機器はだいたいそう言うものがほとんどです。壊れたものは、自然に治ったりしません。壊れていることに気付かないふりをして、だましだまし使いながら完全に壊れるのを待つだけの状態。

だから人は電気屋さんに電話をしたり、電気屋さんに直接出向いたりするんです。

それと探偵事務所に電話をしたり、直接行ったりすることの何が違うのでしょうか?

壊れたものがある。直したいものがある。不安があるから、どういう状況なのかを正しく知る。そのために、探偵に依頼をするというのは普通のことです。

「探偵だから…ちょっと…」

という気持ちをそろそろ解放して、もうそろそろ気軽に探偵に依頼をしてみませんか?

もちろん、探偵と名乗っているものすべてが優秀と言うわけではありません。ですが、先ほど例に挙げた「医者」や「電気屋」も同じじゃないでしょうか?

どこの病院に行ってもゴッドハンドと言われる医者がいると言うわけではありませんし、どこの電気屋さんに行っても機械のプロがいるというわけでもありません。

ただもちろん、そう名乗っていない人たちに比べると、名乗っている人たちの中の方がプロがいる可能性は非常に高いという状態なのはわかりますよね。

探偵も同じです。

そろそろ「探偵だから」と思って身構えるのではなく、
「歯医者」「電気屋」「探偵事務所」「デパート」「不動産屋」「飲食店」の中に入れても違和感がないぐらいに身近なものだと認識してみませんか?

それぐらいの身近なものだと認識してみると、
「困っていることがあるから探偵に相談してみようかしら」
と気軽に思えてきませんか?

「困っていること」を抱えて長時間過ごしていると、それは「困りごと」というだけではなく、「心労」になり身体にも影響が出てきてしまうかもしれません。

でも気軽に相談をすることができたら、「心労」になる前に解決出来たら、気持ちも楽になって「依頼をしてよかった!」と笑顔で思えるようになるはずです。

探偵に依頼をすることは恥ずかしいことだという考え方をまずは改めてみましょう。

そして他のお店のように、相談や依頼をしたら知り合いにも気軽に話してみてください。探偵は後ろ暗いイメージがあるから、依頼をしても他人には伝えられないという人がいますが、そういう気持ちがあるからこそ、相談しづらいという環境が生まれているようにも思います。

歯医者に行ったら、「あそこの歯医者とってもよかったの」とか「あそこの歯医者はちょっと微妙だったわ」とか「今は医者で虫歯を治療しているの」とか、世間話をしたりしますよね。

それと同じように、「あそこの探偵事務所はよかったわ」とか「あそこの探偵事務所は微妙だったわ」とか「今、探偵に依頼をしているの(対象者が近くにいる場合は、依頼が解決してから話にした方がいい場合もあります)」とか、世間話を大声でしてみてください。

すると、その話が聞こえた他の人が、「あぁ、探偵に依頼するっていうのは特別なことじゃないんだな」と思い、その人が心に抱えていた問題を、探偵に相談してみようかなという気持ちになっていくかもしれません。

一人一人の意識が変わっていくことで、探偵に気軽に相談できる時代にしていくことができます。それに、気軽だからこそ、一人で悩んで苦しんでいたことも軽くなっていく可能性だって出てくるのです。

例えばあなたが探偵に依頼をして、その内容を外で大声で話せば、あなたの悩みは探偵が解決してくれますし、あなたの言葉で見ず知らずの人の心も間接的に救うことになるということです。

虫歯は歯医者しか治せないように、探偵も探偵にしか解決できないことがあります。
他の職種ではダメです。どんな相談事も、ちゃんと対応できる職種の人ではないときちんとは解決できません。

あなたが抱えているその悩みは、誰が解決できるものでしょうか?
歯医者ですか?電気屋さんですか?それとも探偵ですか?

頼るのは怖いというのは、単なる思い込みです。もっと素直な気持ちで、誰に相談をするのが良いのかを考えてみましょう。

令和2年は、これまでよりももっと身近で気軽に相談できる探偵業界になっていけばいいと考えています。

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