東京都調査業協会

探偵コラム

第103回:《相談》相談と依頼は違うということを知ろう

探偵に相談をすると、すぐに料金が発生してしまうと思っている人も、まだまだいるようです。そのせいなのか、HPに無料相談と書かれていると、「そんなこと言って、お金を取るんでしょ」と思ったり、「無料相談なんてすごく良心的な探偵事務所!」と思ったりしてしまう人がいます。 

これはやはり、まだまだ探偵に対する認知度が低いせいでしょう。

なぜなら、「そんなこと言って、お金を取るんでしょ」も「無料相談なんてすごく良心的な探偵事務所!」も、どちらも間違った感覚だからです。

探偵事務所、興信所にはほとんどのところで「無料相談」があります。場所によっては、電話での相談だけが無料、メールでの相談だけが無料、対面でも最初の一回は無料など、すべてを適用しているところもあれば、どれか一つ、またはどれか二つということもあるでしょう。ですが、無料相談を完全に行っていないところは、まずないというのが実際のところです。

では、どうして「相談」と「依頼」を間違えてしまうのでしょうか。

おそらくそれは、探偵に依頼することが、依頼人にとって相談をすることだからなのかもしれません。

ネットの中で記事を探してみても、相談と依頼を明確に分けていることは、あまりないように感じます。実際にここで書かれている記事も、ちゃんとは分けていません。

無料相談が「相談」、普通の相談が「依頼」というぐらいには分けていたりはするのですが、探偵業界を知らない人が見れば、「相談」も「依頼」も同じようにとらえてしまっても仕方がないでしょう。

それでは実際に、相談と依頼の違いをお伝えしていきましょう。
違いを簡潔に言うのであれば、

相談:契約前
依頼:契約後
です。

つまり、お金がかかるかかからないか、というのが最もわかりやすい答え。

ですが、これだけでは、まだまだよくわからないという人もいるでしょう。
もう少し細かく見ていくと、実は相談の中にも二種類あります。

「探偵を見極めるための相談」と「依頼をするための相談」

前者は探偵社選びのための相談で、後者は見積を比較するための相談といった方がわかりやすいかもしれませんね。

この二つの相談も、ごちゃ混ぜに行ってしまうと、なんのために相談をしているのかがわからなくなり、無料相談を活用できずに流されて依頼をするということもあります。

二つの相談を混ぜ合わせても問題がないという人は、おそらく探偵に相談をしなれている人です。要点を聞いて信用できると思えば、後者の相談に入ることができるからです。

探偵側も相談を受けている時に、この人は探偵慣れしている、していないということは話し方を聞けば大体わかります。探偵側からすれば、どんな探偵であっても依頼をしてほしいと思うのは当然なので、本当にそれでいいのかどうかや一度冷静に考えてみた方がいいですよとは言ったりはしません。

それでも、いわゆる相手が悪徳探偵でなければ、流れで探偵に依頼をしてしまったとしても特に問題は起こらないでしょう。普通の探偵は依頼人をだまそうという気持ちは全くないからです。問題があるとすれば、ごく一部の悪徳探偵に引っかからないかどうかということ。

そのためには探偵者選びのための相談で、しっかりと相手が問題ないかを見極めてほしいところです。

探偵選びは無料相談の時に行います。

電話での相談でもメールでの相談でも、基本的にどちらも無料ですので、お好きな方を選んでください。

ただ探偵業界に慣れていないのであれば、おすすめは電話です。

個人で行っている探偵社だと探偵本人が電話に出るため、実際の雰囲気をつかみやすいからです。ただし大手の探偵社の場合は、電話をすると探偵ではなくオペレーター専属の人が対応する場合もあるので、探偵を見極める場合にはあまり役に立たないかもしれませんが、雰囲気を知るという意味では、大手でも電話の方がいいでしょう。

探偵業界を知らない人の場合、中には探偵社に電話をしたら逆探知機で自分の居場所が知られてしまうかもしれない、と本気で思っている人もいます。

ですがそこは冷静になってほしいのですが、そんなことをしても探偵には何の得もありません。探偵社に電話をしてくるぐらいだから、強請のネタに使えると思われると考えてしまう人も、テレビの見過ぎです。実際にそういう事をする探偵がいたとしたら、完全に悪徳探偵と言われる人たちですし犯罪者ですので、警察に相談をしましょう。

探偵の届出をしている探偵であれば、強請を働く探偵はいないので安心してください。もし罪を犯したことのある探偵がいれば、すぐに行政処分にあい探偵をはく奪されます。

探偵は闇営業ではないので、日本の法律の下に存在しているということを覚えておきましょう。ただしこれは、日本国内だけの話です。海外に行くと、一言で「探偵」と言っても、国によって権利や行っていいこと、法の目の厳しさが変わってきますので、ご注意ください。

話が少しずれましたが、メール相談、電話相談で探偵社を見極めることができたら、今度は見積のための相談をします。

この相談の時のベストな相談方法は対面での相談です。

メールや電話でも見積もりを聞くことはできますが、メールや電話で見積もりをした後のことを考えてみてください。

無料での対面相談がある探偵社だったとしても、見積もりをメールや電話でした後に実際に探偵に会いに行った場合、それは契約をしに行っているというのと同じです。一度見積もりをしているので、内容が大きく変わらない限り見積金額は変わりません。

もちろん、電話で見積もりをしてから対面でも見積もりをしても、探偵側からは何も言われませんが、出てくる金額は同じでしょう。

対面で見積もりをするのには理由があります。メール相談や電話相談でこの探偵なら安心できそうと思っていても、対面で会った時にどうしても苦手なタイプだったということもまれにあります。

そんな場合に、先に見積もりをしていて再度対面で会いに行く時に、同じ見積金額を聞いて、(断る理由が他にあっても正直に伝えづらいため)「高い」と言って断るということができなくなっている状態だからです。

そういった保険も考えて、見積もりは対面での無料相談をおすすめします。

最後に「依頼」は、「相談」を終えてこの探偵にお願いをしようと決め、契約書を結んだ状態になると相談が依頼へと変わるというわけです。

相談と依頼を混同せず、的確に探偵に相談をしてくださいね。

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