東京都調査業協会

探偵コラム

第157回:《探偵》浮気調査を自分で行い失敗してしまった場合も挽回できる

日々の生活の中で、夫の行動や妻の行動が「怪しい」と感じる時がくるとします。その時、あなたはどんな行動を取りますか?

なんかいつもと行動が違う気がする、と思った時に、すぐに探偵に依頼をして調査をしてもらおうとは思わないでしょう。もし、思う人がいたとしたら、普段から離婚をしたいと思っていたという人ではないでしょうか。

常に、いつかは離婚をと考えている人であれば、夫や妻の行動に不審なところが見つかった時に、証拠さえつかめば慰謝料をもらって別れられると、すぐに考えるからです。夫婦の関係は、外から見ただけではわからないものです。

いつも笑いあっている夫婦でも、実は相手に対して強い恨みを感じている場合もあります。本人も客観的に見て、どう思われているかを知っているため、「離婚したい」と相談したところで、誰も理解を示してくれません。ですが、「お互いを想いあっていると思っていたんだけど、夫が浮気をしていて」という話になれば別です。周りも味方につけることはできますし、離婚をすることに反対をする人は減るでしょう。

こういう方ですから、初めから自分で証拠を掴もうとは考えません。自分で証拠を見つけようとして失敗するリスクを気にしますし、離婚をしたいと考え始めたときに、事前にいろいろと調べているため、探偵に調査を依頼することへのハードルも低かったりします。

探偵に調査を依頼することへのハードルは、やはり高いものです。だいぶ身近に感じるようになった人が増えたとはいえ、コンビニに行くような気軽さはありませんし、怖い人が多いんじゃないかという先入観があるからです。だからすぐに行動する人はいません。

では、初めから離婚をすることを考えていた人ではない場合、夫や妻の不審な行動に気づいた時には、どういう行動を取るのかと言うと、すぐには誰かに言おうとは思いませんし、本当にそうなのかなと、疑惑を覚えるぐらいです。

そして、これまで以上に、夫や妻の些細なことに過剰に反応するようになります。夫婦関係が冷え切っていたり、相手に関心のない夫婦であれば別ですが、そうではない場合は、過剰に反応されていることに相手も気づきます。

浮気の疑いのある方から、「どうしたの?」と聞かれて、慌てて下手な言葉を選んでしまう場合もあれば、「なんでもないよ」という場合もあるでしょう。ただそのやり取りで、浮気の疑いのある方は、「もしかしたら浮気を疑われているかもしれない」と本当に浮気をしている場合は気づきます。本当に浮気をしていても、相手にバレるわけがないと慢心している人であれば、相手が多少不自然なことをしていても気にしない可能性もあります。浮気をしていない場合は、「本当にどうしたんだろう?」と思うだけでしょう。

浮気の疑いのある方は、あなたの行動に不信感を覚え、浮気をしている場合は浮気相手と会うのを少し控えてみたり、あなたに優しくしてみたり、何も態度を変えなかったり、と、その人の性格によって対応は変わります。

それでも、しばらくたてば、浮気の疑いのある方も元の状態に戻り、あなたへの気遣いもなく、本当に浮気をしている場合は、普通に会い始めるでしょう。

そうなると、また夫や妻に不審な動きが見られるようになり、気のせいじゃない可能性が出てきます。では、ここで「探偵に相談」と考えるのかと言えば、まだ違います。

不自然な動きがしばらく続いて、自分ではどうすることもできないと感じた時に、探偵に相談をするという選択肢に思い当たる人もいるでしょう。ですが、疑っている方の人の性格が行動的だった場合、別の選択肢が出てきます。

自分で夫、妻の後をつけてみよう。浮気の証拠がないかどうかを調べてみようとし始めるのです。この行為自体、違法性はありません。夫婦であれば、こっそり洗濯物の中に異性の影がないかを調べても問題ありませんし、カバンの中を調べても問題ありません。もちろん、そういったことをしているところを相手に見られると、信用を無くすことはあるかもしれませんが。

自分で調べようと考えた人が、初めにすることは、持ち物チェックやスマホチェックです。持ち物チェックは同じ家に住んでいれば、意外と簡単にできます。ただスマホチェックは難しいでしょう。浮気をしている場合、トイレに行くときでもスマホを必ず持っていくということが多いからです。そうなると、寝ている時しか隙はありません。また、スマホはロックをかけるのが当たり前になっているので、誰とどんな会話をしていたかを見るのも難しいものです。

ただ、SNSなどで新規に連絡が来た場合は、ロックを解除しなくても通知を見ることができるので、最初の一言ぐらいであれば、名前と一緒に確認することはできます。それでも、浮気をしている人が、浮気相手に夜中は危険だから連絡は入れないようにと注意をしていれば、浮気の証拠を見つけることは難しいでしょう。

家の中で浮気の証拠を見つけた人も、見つけられなかった人も、次にすることは、実際に帰りが遅くなるといった時に、尾行をしようと考え始めます。尾行はハードルが高い行為ですが、浮気の証拠を何としてでも見つけようと考えていると、意外とそのハードルを簡単に乗り越えてしまいます。

夫婦関係であれば、相手を尾行しても「つきまとい」などの犯罪扱いにはならないのですが、よく知っている相手の尾行というのは、バレやすいという欠点があります。しかも尾行をしている側は素人です。

尾行がバレ、浮気の証拠も見つけられないとなると、浮気脳がタイのある人が本当に浮気をしている場合、警戒が強くなり、素人では証拠を見つけることは非常に難しくなります。

そこで出てくるのが探偵です。

一度調査に失敗した相手の調査というのは、相手が何も知らない時とは違い警戒心が強くなっているので、探偵でも難易度が高いと判断します。ですが、難易度が高くても、探偵は調査のプロです。依頼をされれば、証拠を見つけてくれるでしょう。

浮気の証拠を見つけようとして、失敗してしまったとしても、一度探偵にご相談ください。自分で調査をする前に、探偵に相談をした方が確実ではありますが、難易度が上がった後でも満足のいく結果を出してくれるはずです。

← <探偵コラム目次へ戻る>


東京都調査業協会 苦情相談窓口

〒101-0032 東京都千代田区
岩本町2-6-12 曙ビル402号
TEL:03-3861-2301(代)

電話0120-109-490メールフォーム