東京都調査業協会

探偵コラム

第162回:《探偵》大型連休は危ない?連休に不倫や浮気が増えるわけ

浮気や不倫というのは、いつ行われていると思いますか?

家庭や本命がいる人が相手に気づかれないように他の人と会うのであれば、平日という認識があるのではないでしょうか?

例えば、平日の夜。
ノー残業デーとされることが多い水曜日は、早くに帰ることができるため、夜の時間が長くあります。

つまり自由時間が長いということです。

ですが、妻にノー残業デーがあることを言わなければ、普段から遅くまで仕事をしている人であれば、遅くまで帰ってこなくても怪しまれません。もしノー残業デーだということがバレても、早く帰れる日は会社の人たちと飲んでいると言えばよかったわけです。

ただ、コロナ禍になり、「飲んで帰るから遅くなる」という言葉は使いづらくなりました。
基本的に会社側が社員たちに「出歩くな」と言ったり、会社が主催する「飲み会」自体が、ほとんどなくなってしまったからです。

たまに発生するであろう、後輩や部下の相談に乗るというていで遅く帰ることはできるかもしれませんが、単発での浮気や不倫ではない限り、使いづらい手法となりました。

そのため、「飲んで帰るから遅くなる」とは言えず、「最近は仕事が忙しくて残業続き」という言葉をよく使うようになったかもしれません。
そうすれば、月曜日から金曜日までは自由に浮気や不倫がし放題ということです。

では本当に仕事が忙しくて残業ばかりしている人だと、浮気ができないのかと言うと、そうでもありません。
本当に忙しいなら、今度は「今夜は会社に泊まるよ」と言えばいいのです。そうすれば、22時ぐらいまで仕事をしていたとしても、そこから浮気相手や不倫相手のところに行くことができます。
日々疲れた雰囲気でいるのであれば、そうやってたまに宿泊したり、終電過ぎに帰ってきたとしても怪しまれません。

他に浮気がしやすい時間帯と言えば、平日の日中です。

営業や外回りの仕事をしている人にとっては、ある意味自由時間ですし、その時間帯に何をしていても家族にバレることはありません。

ただ平日の日中に浮気や不倫をしている人は、大抵ダブル不倫です。
男性側が営業や外回りで日中に自由な時間を持っていても、女性側も同じ時間に自由な時間がなければいけません。

ですが、同じ業種か主婦をしていないと日中に自由な時間を取ることができないので、会うことができないからです。
ただ最近は、リモートで仕事をする人が増えてきたので、女性側が在宅勤務をしているのであれば、日中に自由時間のある男性が家に行くことも可能になりました。そのため、浮気相手の幅が広がったとも言えます。

さらに言うなら、男性側がリモートと出勤のどちらもあるタイプの働き方になっていると、妻側は夫がどこに行くのかが不透明な時があります。
リモートの時に出勤と言って浮気相手の家に行くこともありますし、リモートの時に家の中だと集中できないからと言って堂々と外に出かけて浮気相手の家に行くこともあります。さらには、リモートだけど外で仕事をすると言いながら、本当は有休をとっていたということもあるでしょう。有休を黙って取得し、浮気相手と会うというのは、昔からの手法ではありますが。

と、様々なパターンを紹介してきましたが、どれも平日です。

家庭や恋人がいる人にとって、平日はある意味自由時間ですが、土日祝日は違います。
仕事がないので、外に出かける理由を作るのが難しいからです。

たまにであれば、久しぶりに友だちと飲んでくるということを言えるかもしれませんが、毎週会うことはできません。
だったら平日に曜日を変えてでも毎週会うようにする方がいいと考えるのが不倫をする人の考え方だと思います。

ただ世の中には、趣味を土日に行っている人がいるので、そういった場合は趣味仲間と不倫をしている可能性は捨てきれませんが。
それでも、不倫がバレたくないと思っているのであれば、土日は家族と過ごすようにするでしょう。家族とどこかに出かけるわけではなかったとしても、家にいるというだけで、やましいことはしていないことのアピールにはなります。

ですが注意をしたいのが、タイトルにもあるように大型連休です。
特に今年のゴールデンウィークは月曜日と金曜日を有給にすれば10連休になります。

10連休もあると、気分転換にちょっと外に出てくると言って出かけやすいですし、友だちと会ってくると言っても不自然ではありません。
さすがに、友だちと旅行に行ってくるというようなことを言う人はいないと思いますが、いたとすればかなり怪しいでしょう。

つまり大型連休だと、普段とイレギュラーな動き方をしても、家族は特に怪しまないというところがポイントです。

コロナ禍になってからの浮気は、不特定多数の人との一時的な浮気よりも、1人の人との長期的な浮気の方が主流になりつつあります。
不特定多数の人との1夜限りの浮気の方がバレにくいですし、浮気相手が本気になることもないので気楽に浮気が出来ていいと考える人もいますが、ご時世的に「本当に大丈夫か?」と思う人が増えているので長期での浮気相手を探している状態と言えます。

とはいえ、今回の大型連休はまた話が違います。

去年、一昨年と、ゴールデンウィーク中は緊急事態宣言中でした。そのため、連休といってもそんなに楽しい雰囲気が少なかったと感じている人がいます。
けれど今年は、緊急事態宣言もなくマンボウでもなく、何もない状態です。
2020年からの国の施策で、外に出ることが怖くなってしまった人もいますが、大半は違います。

今は外にでも何も言われない時です。
となれば、久しぶりに羽目を外したい! と思う人も増えてきます。

大型連休前に、夫や妻がスマホを見る機会が増えたと感じている人は、相手の行動に注意を払ってください。
1日ぐらいなら何をしても変に思われないはずと思って、1夜限りの人と日中から会っている可能性もあります。
もしくは、すでに複数人と別日に約束を取り付けていて、会う予定を立てている人もいるかもしれません。

そして、1夜限りだと思ってあっていった浮気相手の中に、続けたいと思える人との出会いがあれば、そこから本格的な不倫が始まってしまう可能性も。
1人で出かけると言い出した場合は、帰ってきた後の様子を注視することを、お勧めします。

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