東京都調査業協会

探偵コラム

第179回:《探偵》浮気をされているのに放置していたらどうなるのか

浮気をされていることに気づいていても、勇気が持てずにそのまま放置をしていることってありませんか?

夫婦として一緒に暮らしていると、相手がいつもと違う行動を取れば、「なんか変だな?」と感じるものです。

ただ、一回の違和感や二回の違和感ぐらいだと、それほど気にならないかもしれません。「何かいつもと違うけど、どうしたの?」と、軽く聞くこともできるでしょう。

そうやって聞いた時に、必要以上に驚かれてしまうと、怪しいという気持ちが膨らみますが、「たまにはな」ぐらい簡単に流されてしまうと、気づくのが遅くなるケースもあります。

ただ、これはその夫婦じゃないとわからないところもあるのですが、結婚前に相手がどういう人物なのかを、どこまで知っているのかというところも重要です。

元から浮気癖があった人と、浮気をする人に対して嫌悪感を抱いている人だと、その後の行動に違いが生まれます。

浮気癖がある人であれば、指摘をされても罪悪感もなく「なんでもないよ」と言って、話を逸らすでしょうし、最悪バレたとしても何とかなるぐらいに思っているか、上手に浮気をすればバレることはないと本気で思っているかのどちらかです。

そのため、初めから疑ってかからないと、見極めることが難しいかもしれません。

次に、元々は浮気をするようなタイプではなかった人の場合は、「何かいつもと違うけど、どうしたの?」という掛け声は、とても有効です。

もし本当に浮気をしていた場合、本人の中で「浮気はいけないこと」という意識を持っているため、軽く聞かれただけなのに「バレた!?」と焦ってしまうからです。

その時の反応を見て、おかしいと思ったら追求した方が良いでしょう。ただ、気の弱い相手であれば追及をしなくても、しばらくは合わない方が良いと浮気相手に言うこともあるでしょう。

ただ、どちらの場合も、「浮気しているの?」と直接的な言葉を言うのはNGです。

もししていなかった場合は、その言葉がきっかけで関係がこじれることになる場合もありますし、「そんな風に思われていたんだ、だったら本当に浮気してやる」となる倍もあるので気を付けて下さい。

あくまでも、いつもと行動が違うと思ったら、浮気を前提に聞いていることがバレないように「不自然だよ」と行動自体に対して聞くようにすると、実際に浮気をしていなかった場合でも、変な空気が流れることはありません。ただし、伝える時は不意打ちが一番効果的ですし、何かを言おうとしている、何か思いつめた空気を出す、ということだけは避けましょう。相手の不意を突くような行動をした方が、真実は見えやすいからです。

ここで表題に戻りますが、証拠はなくても「浮気をしているかも」と感じているのに、そのまま何もせずに放置をしていたら、どうなるのか、ということです。
ここのコラムでも何度か伝えてきてはいますが、結論から言うと浮気の芽は早い段階で潰すのが一番です。

それは配偶者と浮気相手の関係がより親密になってしまうからというのもありますし、場合によっては浮気相手との間に子どもができてしまうこともあります。また、軽い浮気であれば許せることもあるかもしれませんが、1年以上同じ人と浮気をしていたということを知った場合、あなたはそれを許せるでしょうか?

1度でも浮気相手とホテルに行ったというだけで許せない人であれば、浮気期間がどれだけであっても離婚を選ぶので関係ないと思いますが、場合によっては許してあげることもあるという場合は、遅くなればなるほど自らが離婚しか未来はない道を歩んでいることになります。

さらに、浮気をしているかもと気になっていても追及をしないことで、浮気をしている側が寂しく思ってしまうという可能性もあります。これはとても身勝手な発想ではあるのですが、「妻(夫)が相手をしてくれないから浮気をしたんだ」と言ってしまう人も中にはいます。

浮気をしていることを初めは隠していても、気づかれないことにだんだん寂しさを覚え、わざとバレるように仕向ける人も中に入るということです。そして、それでも問い詰められなかった場合は、自分には興味がないんだと思い込み、浮気相手に熱を入れてしまう場合もあります。

また、普段から遊んでいるようなタイプの人であっても、初めは気軽な火遊びのつもりで、色々な人と浮気をしていても、長続きする人と出会ってしまう可能性もあります。

浮気相手に熱を入れてしまうと、いったいどうなるのでしょうか。自分の配偶者との続いている期間が長くなればなるほど、子どもができる可能性は高くなります。そして、浮気をしている側は、浮気相手とあなたとの生活を比べるようになるでしょう。どちらと一緒にいる方が幸せなのか、楽しいのか。その結果、浮気相手と一緒にいる方が楽しいという結論を出してしまうと、浮気をしている側から、あなたに離婚の申し入れをしてくる可能性も出てきてしまいます。

もちろん離婚の理由を、浮気相手と一緒になりたいからと、正直には言わないでしょう。あなたとは合わない、あなたと一緒にやっていけなくなった、と言って自分には非がないようにして別れを切り出すのが常套手段です。浮気相手と一緒になりたいから離婚してほしいと言えば、慰謝料の請求は免れないためです。

つまり、夫や妻が浮気をしているかもしれないと懸念に思った時に、放置をしていても良いことは何もないということです。あなたが指摘しなければ、浮気はずっと続きますし、浮気相手の方に心まで奪われてしまうかもしれません。

それが嫌なのであれば、やはり浮気をしているかもしれないと思ったら、なるべく早くに浮気の証拠を掴むことが大事です。浮気の証拠があれば、あとはあなたがどうするのかを考えるだけなので、主導権を握ることができます。

浮気の証拠を手に入れたからと言って、即離婚をしなければいけないというわけでもないので、そこはゆっくり考えてみるといいと思います。

こういった浮気の証拠を掴むのが得意なのが探偵です。

自分の勘違いだった、ということもあるかもしれません。ですが、探偵に調査を依頼して勘違いなら勘違いで、それがわかるだけでも心の安定には繋がるはずです。

夫や妻が浮気しているかも。と思ったら、まずは探偵に相談をしてみて下さいね。

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