東京都調査業協会

探偵コラム

第186回:《探偵》仮面夫婦こそ探偵を雇うことで解決に向かうことも

仮面夫婦や、そこまでは行かなくても、すでに会話がなくなっていた李、一緒の空間にいることさえもあまり好ましくないけど結婚をしたまま、という夫婦も世の中にはたくさんあります。そういう状態なのに、離婚をしないのは、子どもがいるからだったり、金銭面の不安があったり、世間体を気にしたり、ということが問題になっているのではないでしょうか。もしかしたら、ただたんに離婚をするのが面倒だから、という場合もあるかもしれません。

そもそも、夫婦仲が冷めていても、離婚をするという概念がない人もいるでしょう。今は離婚をしても、世間から白い目で見られることはありませんが、一定の年齢層よりも上の人たちは、まだそういう意識が強い人もいます。そういう意識の強い親に育てられている人の場合、現代に生きる若い人でも一部は「離婚はしてはいけない」という風に思い込んでいる人がいるのも事実です。

話がそれましたが、仮面夫婦や夫婦仲が冷めているのに一緒にいる人たちにも、実は探偵は役に立つことがあります。

探偵は浮気調査のプロです。それ以外にも、調査を必要とする事であれば得意としています。

仮面夫婦を長年やっていたものの、ふと「別れよう」と思った時、まずは探偵事務所に電話をしてみて下さい。

配偶者に興味を無くしているので、相手が浮気をしているのか、していないのかもわからないと思います。けれど、何もせずに別れようと切り出し、相手側が「そう言われるのを待っていた!」と内心思われていたらどうでしょうか?

あなたは相手に興味がないから、プライベートなことに関心を持っていないだけだったかもしれませんが、相手は浮気相手がいたからあなたに関心を無くした場合もありますし、あなたとの関係が冷え切っていたので、他に安息の地を得ようとして浮気をしているという場合もあります。

どちらの浮気の場合も、相手は家にいることが苦痛で浮気相手と一緒にいる方が幸せだと感じていても、自分が浮気をしている側で、あなたが浮気をしていないのであれば、慰謝料を払わなければいけなくなります。結婚生活が冷え切っているということは、相手もあなたに対してなるべく多くのお金を払いたくないと思っているということです。だから、浮気相手がいる方が不利だと考え、協議離婚に持ち込もうとするのです。

そして、浮気のことに気づかれずに離婚ができれば、その後で堂々と浮気相手と付き合い始め、すぐに幸せな結婚をする。という可能性もあります。

そうなってもいいのでしょうか?

探偵を雇うのは面倒、探偵を雇うお金を興味のない配偶者のために出したくない、という気持ちもあるかもしれませんが、そのひと手間を書けなかったために、相手だけがすぐに幸せになってしまうということを許せますか?

相手に対しての興味を失いすぎて、幸せになろうが、不幸せになろうが、どっちでもいいというところまで冷めてしまっているのであれば、探偵は不要です。ですが、別れた後にすぐに相手だけが幸せになるのは許せない程度の感情があるのであれば、ぜひ相談をして下さい。離婚を有利に進めるための証拠を探偵が見つけてきます。

また、自分も浮気相手がいる場合も、探偵にご相談ください。自分の浮気は棚に上げて、相手の浮気だけを指摘し、相手からのみ慰謝料を取ることも可能です。もちろん、その際に相手に探偵を雇っていることがバレてはいけませんし、あなたが浮気をしていることが相手にバレていないことが重要です。相手に少しでも疑われている場合は、相手も探偵を雇い、お互いに浮気の証拠を出し合う事になる可能性もあるからです。

ただ、もし自分の浮気が相手にバレていて、離婚に踏み切ろうとするときに、もしかしたら相手が先に探偵を雇い、あなたの浮気の証拠を掴んでいる可能性もあります。その場合、お互いに冷め合っていたはずなのに、相手側があなたの浮気の証拠を提出し、相手にとって都合のいい条件で離婚をしようとしてくる可能性だってあります。

そうさせないためには、やはりあなた側も探偵を雇い離婚をする相手の問題となる部分を証拠としてつかんでおく必要があると言えるでしょう。

例えば、あなたも浮気をしていて調べられるとまずい状態であったとします。その場合でも探偵を雇って相手の不倫の証拠などを手に入れておいて、最初はその証拠を見せずに相手の出方を待ちます。相手があなたの浮気について言及してこないのであれば、あなたも相手の不倫の証拠を提示せずに、そのまま穏便に別れる。ですが、相手が離婚裁判の終盤で、あなたの浮気の証拠を提示してきて、自分にとって有利な条件で離婚をしようとして来たら、その時に相手の不倫の証拠を提示するのです。

相手があなたの浮気の証拠を提示してこなかった時には、相手の不倫の証拠はその時には無駄だったと思うかもしれませんが、その証拠を隠し刀として持っておくことで、余裕のある離婚裁判に挑むことができます。離婚裁判成立後も、もし相手が成立した条件を破ったり、あなたにとって不利なことを押し付けてきたりしたら、その時にもその隠し刀である相手の不倫の証拠は使えます。

結婚をしている時に不倫をしていたという事実は、かなりインパクトの大きいものです。もし自分も結婚をしている時に浮気をしていても、相手が口頭でしか言えないのであれば、意味はありません。「あなたの妄想よ」と言えば、それで終わりだからです。

このように、自分に後ろ暗い部分があってもなくても、どちらにしろ、相手の不倫の証拠というのは使い方次第で、十分に役に立つということです。

また、相手に関心がないと思っていても、相手の不倫をしている証拠を見ているうちに、離婚の決心がつく場合もあります。自分が本当に相手に対して関心がないのかを調べるための費用としては、やや高いのかもしれませんが、仮面夫婦に決着をつけるきっかけになるかもしれませんし、仮面夫婦を解消することで、あなたの新しい人生が見えてくることもあります。そのきっかけとして、ぜひ探偵に相談をしてみてください。きっと新しい扉を開くことができますよ。

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