東京都調査業協会

探偵コラム

第212回:浮気をするのは男性だけとは限らない

浮気をする人といえば、どんな人を思い浮かべますか?

軽いタイプの人、仕事ができて金回りのいい人、資産家、女好きというような感じでしょうか。しかし、どのタイプを思い浮かべたとしても、すべて男性ではありませんか? というより、浮気をするのはどんなタイプだろうと考えた時に、ほとんどの人が「男性」をまず思い浮かべて、「どんな男性」が浮気をするのかを考えているのではないでしょうか。

ですが、浮気をするのは男性だけではありません。女性だって浮気をします。というより、5対5ぐらいの割合で、浮気をする半分の人は女性です。ただバレる浮気の数を数えてみると、男対女で6対4だったり7対3だったりすることもありますが。

ただ世の中の男性全体に浮気をしたことはあるかと聞いて出てきた数と、女性全体に浮気をしたことはあるかと聞いて出てきた数では男性の方が割合が多いかもしれません。ちなみに、とある雑誌で男女800人にアンケートを取ったところ、浮気経験があると答えた男性は20.8%で、女性は18.86%となっています。男女の差は2%ということです。

また浮気がバレたかどうかというアンケートもしており、浮気をしたと答えた人に聞いたところ28.3%がバレたと答え、残りの71.7%の人がバレていないと答えています。つまり世の中には、発覚していない浮気は3人に2人はいるという計算になります。

浮気をしたらバレるかもと思っていた人にとっては、嬉しい調査結果かもしれませんが、浮気をされている方はたまったものではありません。こんなにもバレていなかったの思うと、ゾッとしませんか?

浮気をされている側にとっては、「浮気をされている」というのは屈辱的ですし、嘘であってほしいという気持ちが強いものです。そのため、相手が少しいつもと違う行動をとっていたとしても、気のせいだと自分に言い聞かせてしまうことがあります。

浮気をしている側も、始めはバレたらまずいと思う前に、浮気相手に夢中になってしまうので、しっぽを出しやすい状態なのですが、浮気相手との関係が安定してくると、配偶者にバレないようにしなければという気持ちの方がある程度強くなっていくため、疑わしい行動をあまりしなくなります。その期間が続いたのち、バレていない状態が長く続くと、ちょっとぐらいは目を外してもバレないものなのだなと学習し、行動がまた大胆になるというようなイメージです。

そして、浮気をしていて大胆な行動に出るのは、男性よりも女性の方というのも特徴です。女性が浮気をする場合、男性のようにもともと浮気性の人の場合であっても、浮気とはかけ離れた生活をしている人の場合であっても、恋をした時の女性は雰囲気が変わります。

男性の場合は、浮気をしていても身体の関係のみという場合もありますが、女性が浮気をするときに身体の関係のみというのは意外と難しいもの。性癖の問題で、身体だけの関係が成立することもありますが、男性よりは女性の方がやはり心が動かないと身体の関係を続かせるのは難しいものです。

そして心も動いた上での浮気となると、普段の生活に全く影響を与えないというのは難しいものです。恋をした女性というのは、誰かに話したくなりますし、目に見えて機嫌がよくなったり、見た目に気を付けるようになったり、下着にこだわりを持つようになったり、メイクを変えたり、髪型を変えたりします。一緒に生活をしているのであれば、何かしら変化に気づけるはずです。

だから実は、女性の浮気より男性の浮気の方がバレやすいというのは本当のことではなかったりします。これは男性が浮気をしている時も、心をともなわない浮気をしていることがあり、性欲を満たすためだけの浮気であれば、日常生活に特に変化がないためかもしれません。男性も女性と同じく心が動いている浮気をしている時は、日常生活の中で変化が見えやすくなるためバレる可能性は出てきますが……。

つまり心までも浮気相手に向いている浮気をしている時は、バレる可能性が高くなるということです。とはいえ、実際に浮気がバレているのは3分の1だけですので、気持ちが浮ついていたとしても、配偶者はそれほど気にしていないのかもしれません。

浮気をしていても気づかないという可能性の中には、すでに夫婦関係が破局しており、仮面夫婦になっているということもあります。そういった家庭で、どちらかが浮気をしていても気づくこともないでしょう。お互いに関心がない相手であれば、相手が何をしていても、どんな行動をとっていても気にしていないので当然です。

あとは、浮気をされていても、それを認めたくないという気持ちが、真実から目をそらしてしまう可能性があることを忘れてはいけません。

今回のタイトルにあるように、一般的には浮気をするのは男性という思い込みがありますが、女性だって浮気をするということです。男性の浮気相手が男性ということもあるかもしれませんが、数の多さで言えば相手は女性です。ということは女性も、浮気をしているということです。

女性の浮気相手として挙げられるのは、職場の人やスポーツジムなどの趣味の場で知り合う人、子どもの学校関係の人など。相手が同じ既婚者の場合もあると思いますが、相手がまだ若い独身の男性ということもあります。

女性の場合は、自分から行動を起こして浮気をするということが少なかったとしても、熱心に口説かれれば心が傾いてしまう可能性があります。普段、夫から毎日のように愛の言葉を投げかけられていれば、他の男に口説かれても心が傾くことはないと思いますが、毎日愛の言葉をささやくような夫は、そうはいません。

妻の様子がいつもと違うと感じたら、完璧な確証を得るまで待つのではなく、探偵を雇って調査をしてもらうのも一つの手です。夫側から妻の様子が違うと感じた場合は、十中八九浮気である可能性が高いので、「気のせい」の言葉で真実から目をそらさないようにしましょう。

放置している間に「浮気」が、「本命」に変わり、離婚をすることになってしまうかもしれません。女性は、こうだと決めてしまった後は行動力があるものです。十分に気をつけて下さいね。

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