東京都調査業協会

探偵コラム

第258回:《探偵》子どものいじめ問題はどこまで対応ができるのか

いじめ問題は昔から起きていますが、最近のいじめはネット上でのいじめも出てきているため、学校では把握しきれない陰湿なものも存在しています。

よくあるのが、学校の裏垢で作られたサイトで、特定の人物を辱めるような事ばかりを書いて、笑いものにしたりするものです。

裏ではそんな風に辱め、学校では陰で笑っている、ということをされていれば、身体に傷がつかなくても、いじめができます。

昔のいじめと言えば、トイレの個室に入っていたら上からバケツで水をかけられる、机に落書きをされたり、机の中に腐ったものを詰め込められた梨、ロッカーにごみを入れられたり、直接的な暴力を肉体にすることもありました。

いじめに対して真面目に取り組んでくれる担任や学校であれば、そういった目立ついじめは注意されるのですが、いじめがあちこちで日常茶飯事的に行われている場合は、大人は子どもを無視してしまうので、誰も助けてくれません。

親でさえも、いじめられている側の問題もあると言ってしまう場合もあります。

もちろん、親だけは「こんなのはおかしい」と声をあげることもありますが、教育委員会に言ったところで、何もしてくれない場合もあるでしょう。そうなると、いじめられた子は転校する。そして、その子が転校すれば、次のターゲットが現れ、その子のいじめをする。というような流れがよくあります。

また、家からお金を持ってくるように言われるケースのいじめも存在しています。

どんないじめになるのかは、いじめる側の性格によるものなのかもしれません。

こういったいじめ問題は、なかなか大人の介入が難しいとされています。

いじめをしている子に悪意があるのであれば、それを指摘すればいいのですが、悪意もなく、ただむかつく人をいびっているだけの場合、指導をしても効果は少なく、大人にバレなければいいという考えになってしまうからです。

いじめる側が、いじめることは悪いことではなく、当然の事というふうに思ってしまうために、いじめが終わらないのでしょう。

たとえ、いじめによって自殺者が現れても、罪の意識を感じない子もいます。「なんでこれぐらいで死ぬのかわかんない」という感覚を持っている子には、殺人者という意識がないからです。

ですが、物的証拠があれば、多少は話は変わってきます。

いじめがなくならない原因としては、証拠がないからという側面があります。

トイレの個室に入っているときに水をかけられた場合、いじめを受けている子は誰が水をかけたのかを見ていませんし、周りにいじめをしているグループしかいなければ、証言は出てきません。

集団でリンチをしている場合は、殴られている側は誰に殴られているのかは見ていますが、その現場をいじめグループが周囲に見せないようにしていれば、被害者だけの言葉なので、やはり誰も証言をしてくれないため、証言は出てきません。

ですが、ネットでの書き込みによるいじめは、摘発をすれば、証拠になることもあります。

子どもがいじめられていると、親に言える場合は、まだ親もじゃあどうしようかと考えられるのですが、いじめを受けた初日から、親にいじめを受けたことを言う子はいません。その子が苦しくなって、どうしようもなくなってからじゃないと言わないことが多いのが現実ですし、最後までいじめのことは言わずに、引きこもるようになることもあります。

引きこもっている状態の場合、すでに心がいじめによって殺されてしまっていることがあるので、親としては、もっと前の段階で真実をおさえておきたいのではないでしょうか。

そんな時に役に立つのが、探偵です。

探偵の認知度は上がってきていても、まだまだ一般の人からの依頼は浮気調査か身辺調査、人探しというイメージが強くあります。ですが、いじめ問題の相談を受けている探偵事務所は意外と多く存在します。

探偵がいじめ問題の解決をするわけではないのですが、探偵は調査のプロですので、いじめの証拠を見つけることができます。

いじめの物的証拠があれば、いじめている側を追い詰めることができ、それをもとにいじめを表面化させたり、やめさせたりすることもできるでしょう。

また、子どもがいじめられているのかどうかがわからない、という場合も、探偵がお子さんの身辺調査をします。その中で、いじめが発生しているかどうかを見極めることができます。

過去に、子どもの様子がおかしいからという理由で調査をしたこともありますが、その結果いじめられていたこともあれば、いじめ側だったこともあれば、まったくいじめとは関係なく別のことで悩んでいたという場合もありました。

こればかりは、調査をしてみないとわからないものです。本当は、親と子どもの間で話し合いができればいいのですが、どんなことがあっても話してくれる子どもとの信頼関係を作っている親子は、それほどいません。

ですので、探偵に頼っていただければいいかと思います。

また、子どものいじめ問題だけではなく、大人のいじめや嫌がらせといったことも、探偵は相談を受けています。

ご近所トラブルによる嫌がらせがあった場合、探偵に相談をしてもらうことで、ご近所の人が嫌がらせをしているところを証拠として押さえることもできます。こういった証拠は、警察では取り扱っていませんが、民事では動けることもあります。ただ初めは、証拠を持ってご近所の人と話し合いをしていただくのが一番です。そこでどうにもならなかった場合、精神的被害を受けたということで裁判を起こせば、勝訴することができるでしょう。

裁判で使えるような証拠を取ることにも探偵は慣れていますし、どういった裁判を起こせばいいのかの相談も受けています。最近の探偵事務所は、初めから弁護士と提携しているところもあるため、探偵に相談をして、弁護士を紹介してもらうということもできます。

探偵が扱う案件も、時代に合わせて増えてきています。こんなこと探偵に相談するものではないかもしれないと思っても、他に相談するところがないときには、一度相談をしてみて下さい。探偵として、お手伝いができることがあるかもしれませんよ。

← <探偵コラム目次へ戻る>


東京都調査業協会 苦情相談窓口

〒101-0032 東京都千代田区
岩本町2-6-12 曙ビル402号
TEL:03-3861-2301(代)

電話0120-109-490メールフォーム