東京都調査業協会

探偵コラム

第310回:《探偵》浮気をしているかもと思ったらすぐに行動を

夫や妻が浮気をしているかもと感じた時、すぐに信じたくないという気持ちが芽生えるのは仕方のないことです。

いつもとちょっと違う行動をしている、いつもスマホを見ている、最近は機嫌がいい日が多い、少し女性らしさが出てきた、少し男性らしさが出てきた、お洒落をしている、趣味が変わったなど、一緒に暮らしていれば、そういった相手の変化は気付くのが普通でしょう。

そうなったときに、見て見ぬふりをしようとしていませんか?

ただ、それが1回や2回ではなく複数回であったり、いろいろな不自然な行動をとり始めていたりすると、さすがに見て見ぬ振りができなくなり、夫もしくは妻は浮気をしているかもしれないというふうに思うようになるのではないでしょうか。

ですが、浮気というのは早め早めの行動をとった方がいいものです。

たとえば、始めて浮気をした翌日や一週間以内ぐらいに、「なんか変じゃない?」というような声掛けをするだけでも、違います。

浮気の常習犯でなければ、浮気をしたての頃というのは、本人もバレるのではないかとドキドキしているからです。

結婚をしていて浮気をすることはいけないことだと当人も知っています。初めてしてはいけないことをしている状態なのですから、そういった心理状態になるのは当然といえば当然でしょう。

そのため、ちょっとした声掛けがとても有効です。ただ反対に何もしないと、相手の浮気を応援することになってしまいます。

初めて浮気をした場合、どの程度までアリバイ工作をしたり、普段の行動に気をつけたりすればいいのかが、分からないものです。だからこそ、浮気が一番バレやすい時期でもあるのですが。

かなり様子見の状態で行動をしているため、その時に配偶者に「なんか変じゃない?」と言われてしまうと、やはり浮気はすぐにバレるものなんだと本人が思い、浮気相手と距離を置くなど、自ら自制をするようになります。

ですが、浮気をしても配偶者がいつもと変わらず、何も指摘してこない場合は、「浮気をしても意外とバレないもんなんだ」と思わせることになり、浮気のチャンスがあればまた浮気をしようというふうに思うようになってしまうのです。

配偶者が浮気をした時に、すぐに行動をとるかとらないかで、こんなにも相手に思わせることが違うということは覚えておいた方がいいでしょう。

もちろん人によっては、すぐに「なんか変じゃない?」と聞いても、シラを突き通し、浮気をする時はもっと気をつけなければいけないと思う場合もありますし、指摘をしなくても本人に罪悪感が生まれて自ら浮気をやめる場合もあります。

それでも、始めの一言があった方が、浮気を止めやすくなる確率が高くなるので、現実逃避をしている場合ではない、ということです。

ただ、忙しくしていると、相手の変化に遅れて気付くということもあります。そういえばここ半年ほど、お土産が増えたなとか、出張が増えたなとか、化粧をするようになったなとか。

半年も浮気が続いている場合は、配偶者と浮気相手の関係もかなり親密になっている可能性が非常に高いと言えます。

一般の恋愛でもそうですが、1回限りの関係は一番無責任で楽ですし、3か月付き合ってお互いの本性がかなり見えてくる時に別れるということもよくある話です。その感覚は、不倫においても同じです。

「秘密の恋」という感覚に酔っているとしても、適当な相手であれば3か月で別れています。半年続くとなると、かなり相性が良い二人が不倫関係になってしまったと言えるでしょう。

その後は、1年、3年など、通常の恋愛と同じく別れの危機は訪れますが、配偶者の浮気が半年も続いてしまっていた場合、もとの夫婦としての信頼関係を構築するのも難しくなってきます。

家族としての関係を維持したいと思っているのであれば、やはり少しでも早く不倫に気付き、それに対して対処する必要があるといえるでしょう。

ただ不審な行動を配偶者が取り始めたからといって、「浮気しているの?」と直接聞くのは危険です。相手が本当に浮気をしていれば問題ありませんが、浮気をしているわけではなく、ただ仕事が忙しくなっていただけであったり、サプライズで何かをしようと準備をしようとしていただけだったりする場合もあるからです。

その場合は、相手から信用されていないと配偶者を傷つけることになり、家族仲にもひびが入ってしまう恐れがあります。

配偶者がどんなに怪しい行動をとっていたとしても、確証を持っていない限りは、「浮気をしているでしょ?」とは言わないようにしましょう。

では、軽いジャブのような声掛けをしても、配偶者の怪しい行動がなくならない場合は、不倫の確固とした証拠が必要です。その方法で確実なのが、探偵事務所に依頼をすること。

探偵事務所に依頼をすれば、調査のプロである探偵が不倫の証拠を取ってきてくれます。ただ、完全に探偵に任せきりでは、探偵に依頼をしても成功しない可能性があります。

依頼をする側としてしなくてはいけないことは、配偶者がいつ不倫相手に会いに行っているのかの見当をつけることです。ノー残業デーである水曜日は、仕事が終わるのは早いはずなのに、毎回遅い時間まで帰ってこないので怪しいと見当をつけたり、飲み会があると言っているものの、数回に1回は自宅ではないどこかの家のシャンプーの香りをさせていると見当をつけたり、などです。

浮気をしている以上、浮気相手と会っている時間は、家には帰って来ません。それがいつなのか、どのタイミングなのかは、依頼人ではないと分からないことです。ですので、それを探偵に伝えるという役割があります。

あとは、探偵に調査の依頼をした後は、探偵に依頼をしたことを、配偶者に悟られないようにする必要があります。家庭内で探偵に依頼したことがバレてしまった場合、浮気をしていても、その期間は浮気相手には会わないようにしたり、尾行されないように背後を特に気にしたりするようになってしまうため、浮気の証拠を得ることが難しくなってしまうケースがあるからです。

そういった協力をしながら、探偵に浮気の証拠を取ってきてもらいましょう。そして証拠を手に入れたら、ようやくそこで「不倫しているよね?」と詰め寄るのがベストな行動の仕方です。

まとめますが、配偶者の行動が怪しいと思ったら軽いジャブを入れ、配偶者の怪しい行動が続いたら探偵に依頼をして、証拠を手に入れてから不倫を追求する。そうすることで、取り返しのつかないようなことにはならないはずですよ。

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