2025-05-13

    探偵事務所に相談をしようと考えた時に探偵事務所を検索して、すぐに相談をする人はどれぐらいいるでしょうか?

     

    少し前までなら、一人では抱えきれない悩みを持ってしまった時、相談をする探偵事務所を探すために、探偵事務所と地名を入力して検索をし、すぐに相談したかもしれません。

     

    ですがネットの遣い方に慣れ、世の中には口コミが多くあるということが一般常識になってきた今ではどうでしょうか?

     

    口コミは本当かどうかわからないため辛辣なことを書いている人が一人でもいる探偵事務所は、とりあえず選択肢から外そうとか、口コミが一切ない探偵事務所も怪しいから選択肢から外そうとか、ということは考えるかもしれません。

     

    ですが、探偵事務所を検索していると、探偵事務所のホームページ内にコラムがあることがあります。探偵事務所のコラムでは、どんなことを相談できるのかや、自社の機動力の優れているところ、他社と比べて料金が安いところなど、色々書かれているものです。

     

    それを見た時に、もしかしたら他の探偵事務所もコラムを書いているところがあるかもしれないと思える人はいるはずです。

     

    探偵事務所のホームページに書かれているコラムは、伝えたいことが同じなので、結局は自社のアピールになっていることはあるのですが、コラムを調べていると、今度は比較サイトが存在することや当協会のように探偵協会が存在することも分かるかもしれません。

     

    1つの探偵事務所が書いているコラムでは、それほど相見積もりをすることを、そこまで押していません。他社と比較してもらってもこれだけお得ですよ、ということを書いているぐらいですし、自社の悪い所をあえて書くことはないので、何も触れていない場合もあるでしょう。

     

    しかし、探偵事務所1社が運営しているわけではないところが書いているコラムには、必ずあるのが相みつはした方がいいということです。それに触れているコラムは、実際いくつも存在します。当協会でも、コラムの中で相見積もりの重要性について、何度も書いてきました。とくに探偵事務所に一度も依頼をしたことがないのであれば、相見積もりは必須といえます。

     

    その理由はいくつかあります。

    探偵業界はクローズドな業界です。そのため、調査料金の設定の仕方も探偵事務所によってばらつきがあります。探偵同士が集まって、「うちはいくらでやってる」「うちはいくらだよ」ということは、あまり言い合ったりはしません。というより、そもそもそれができません。なぜなら調査が必要な内容が、たとえ同じ浮気調査だったとしても一人のお客さんごとにオーダーメイドなため、比較がしづらいからです。

     

    ですが、同じ依頼人からの同じ調査依頼であれば、金額の比較はできます。そして、比較することで、探偵事務所によってしてくれることが違うということにも気づけるはずです。

     

    例えばA社では10万円、B社では15万円、C社では20万円だったとしましょう。同じ相談をしているのに、こんなにも金額が違うということはよくあることです。じゃあ、単純にA社が安く、C社がぼったくりなのかというと、一概にはそう言えません。

     

    探偵事務所から出てくる見積もりには、項目が書かれています。何にいくらかかるというふうに書かれているので、それも比較対象としてみて下さい。もし、「見積金額は10万円です」と口頭で言われた、もしくは紙に書いていても見積書と10万円としか書かれていないものを出されたら、項目を出してほしいと伝えてみましょう。その時に、各項目は実際に契約をしてからだというような探偵事務所があれば、そこは探偵事務所選びの候補から外していいでしょう。

     

    少し話がそれましたが、A社の10万円とC社の20万円の場合、もし項目を見てみても全く同じなのに、C社の方が高かったというなら、C社が高い価格設定をしているという可能性はあります。その場合、ベテランの探偵がいるということを売りにしている場合もあるでしょう。

     

    ですがそうではなく、例えばA社は調査予定の日程を1日3時間しか想定していないのに対して、C社は調査予定の日程は1日5時間で、その時に証拠が見つからなかった場合の予備日3日分までは保障というふうに書いている場合もあります。

     

    もし、調査が予定通りの日に行って、3時間以内に欲しい情報が得られれば、A社の方が安いという判断は出来ますが、調査を3時間行っても、欲しい情報が得られなかった場合、A社は追加料金を請求してきます。その追加料金がいくらになるのかを聞いても、その時になってみないとわからないというのが、答えでしょう。確かに調査は行ってみないと、どれぐらいでほしい情報が得られるのかが分からないものだからです。

     

    ただA社とC社の相見積もりをしている場合は別です。C社では1日5時間で、3日分までは保障と書かれているのであれば、3日分×5時間で15時間です。ですので、A社に「もし調査時間が15時間になった場合はいくらになりますか?」と聞けば、A社も計算ができるので答えてくれるでしょう。

     

    そこでA社が「15時間かかったとしたら、22万になります」と答えたら、結果的にはC社のほうが安かったというわけです。とはいえ、実際調査に15時間かかるかどうかは分かりませんし、もしかしたら15時間以上かかってしまう可能性もあります。

     

    その時は、A社とC社に(もちろんB社にも)、こういった調査の場合、平均的にはどれぐらいかかるものなのかを聞いてみましょう。その答えを聞いて、じゃあA社にしよう、B社にしよう、C社にしようという風に判断することも出来ます。

     

    ですが、もし相見積もりをしていなければ、そういった判断も出来ませんし、調査料金だけを見ていても、そういった判断も出来ません。

     

    初めて探偵事務所に依頼をする時は、何もかもが分からないことだらけです。だからこそ、相見積もりの重要性を理解してから、見積もりを出してもらうことが重要です。

     

    早く調査を開始してほしいと思っても、焦らずに最低でも3社には足を運んで相見積もりをしてみて下さい。そうすることで、後悔のない調査依頼ができるはずですよ。

     

    東京都調査業協会

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