2025-08-28

    探偵業界のことが分からない人は、今の時代になっても多くいます。ネットで色々なことが書かれるようになっても、探偵には守秘義務が存在するというのと、探偵の調査はほぼすべてがフルオーダーメイドになるため、事例として上げることが難しいからというのもあるでしょう。

     

    そのため、探偵に調査の依頼をしたらどれぐらいの金額になるのかの見当をつけようとしても、10~100万円のように幅が広くなってしまい、不明瞭です。それにどこからが、探偵に相談をしたら金額が発生するのかも不明なので、気軽に探偵に相談ができないという人もいるかもしれません。

     

    よく「無料相談」というワードが書かれているHPがありますが、その「無料」の範囲がどこからなのかという疑問を持っている人もいるでしょう。というのも、弁護士に相談をする場合、契約を交わしていなくても、相談だけでお金を取るところがあります。

     

    探偵もその類なのではないのか、と思ってしまうからです。

     

    ですが実際は違います。「無料相談」と書かれていても、書かれていなくても、契約書を交わすまでは費用は発生しません。

     

    ですので、こういった悩みがあって相談したいことがあると探偵にメールを送り、実際に探偵事務所に行く日時を決め、探偵事務所に行って1時間ほど延々と相談をしたとしても、費用は掛からないということです。

     

    相談だけでもお金を取る業界も存在しているので、あえて「無料相談」と書かれている探偵事務所を探さなければいけないということはないので安心してください。ただ、「無料相談」と書かれていないことが不安な時は、メールで相談をする時に、どこから費用が発生するのかを聞いておくと安心かもしれません。

     

    では、契約書はどの時点で出てくるのでしょうか?

     

    基本的には、探偵事務所などで探偵と実際にあった時に、相談したい内容をすべて話し終えた後です。

     

    相談者が相談したい内容を探偵に話すと、探偵側は自分たちが何ができて、何ができないのかを伝えてくれます。

     

    例えば、「夫が不倫をしているかもしれない」という相談であれば、探偵は「不倫の証拠と不倫相手の特定をすることができますよ」と伝えてくれるでしょう。もし相談者が「最近誰かにつけられている気がするんです」と言えば、探偵は「ストーカーがいるのかどうか、いた場合はその人物の特定をすることができますよ」と伝えてくれます。

     

    そうした上で、最短で調査が完了した場合の金額を提示し、契約書を渡してくれます。つまり、契約前に調査料金がいくらになるのかが分かっているということです。

     

    ただし、調査料金は契約前に見せてもらった金額と、最終的な調査料金の金額とでは変動があります。なぜなら、探偵が出している見積もり金額は、最短で調査を終えた場合の金額だからです。

     

    例えば、不倫調査の場合、「夫は必ず水曜日に不倫相手と会っている」という場合と、「夫がいつ不倫相手と会っているのかが分からない。遅くなる日はあるけれど、一貫性がなく、当日の夜に言ってくる」という場合とでは、探偵がスタンバイする日数が変わる場合があります。

     

    毎週水曜日に不倫相手と会うと分かっているのであれば、探偵は水曜日の夕方に対象者が会社から出てくるところから尾行をすれば、不倫相手と会っているところを証拠として手に入れることができます。

     

    ですが、いつ会っているのかわからない場合は、とりあえず目星をつけた日に尾行をするのですが、尾行をした日は不倫相手とは会わずに帰宅する、もしくはただ同僚と飲みに行くだけの可能性もあり、また別日に尾行をしなければいけません。

     

    またその日の夕方になって、相談者から「今日、帰りが遅くなるという連絡がありました!」と言われた時に、尾行開始時間まで1、2時間しかなければ調査員を向かわせることができないかもしれませんし、そもそも調査員の確保ができないかもしれません。

     

    1人の相談者だけの調査の依頼をしている探偵事務所はないので、当日に言われても対応ができないことがほとんどです。

     

    そうやって尾行をした日に、対象者が目的の相手と会わなければ、何度も調査をすることになり、調査費用は上がっていきます。

     

    調査費用が上がる場合は、その都度伝えるようにしている探偵事務所がほとんどです。ですが、2回、3回と尾行調査をしていき、それでも不倫の証拠を見つけられなかった時に、4回目の尾行調査をするのかというと、基本的にここまで回数が行くと調査をしてほしいと言われることがほとんどです。

     

    ただ、探偵側もからぶりが続くと、相談者の負担が大きくなることを分かっているので、調査日の特定をするために話を聞いてくれたり、対象者が不倫相手と会うように誘導できるように相談者に動いてもらったりなどもしてもらうようになります。

     

    ですので、正規の探偵事務所であれば、全ての調査が完了するまで、最初に見せてもらった見積金額からどれだけ上がっているのかが一切分からないということはあり得ません。もちろん、正式な数字ではなくても、大体これぐらい上がったんだなということは相談者側も分かっているということです。

     

    それでも、最終的な調査費用の金額を見て驚いてしまう人はいます。しかし、探偵側からの話を冷静に聞いていれば驚くようなことはないでしょう。

     

    もう一つ覚えておかなければいけないことがあります。それは契約後のキャンセル。探偵との金銭的なトラブルで多いのが、このキャンセル料についてだからです。

     

    例えば契約をした後、相談者が探偵事務所から家に帰っている途中で、やっぱり相談をするのは早計だったかもしれないと思いなおし、その場で探偵事務所にキャンセルの申し込みをした場合、キャンセル料は発生するでしょうか?

     

    それは契約書に書かれたとおりです。

     

    キャンセル料については、金額がどれぐらいになるのかはすべて契約書に書かれています。ですが、契約後1、2時間経ってからキャンセルを申し入れしたとしても、キャンセル料が発生することはあります。その金額が高いか安いかは、それも契約書に記載されていますので、探偵事務所と契約を結ぶときは必ず目を通すようにすることで、トラブルを回避できるはずですよ。

     

    東京都調査業協会

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