2025-10-29
第329回:《探偵》嫌がらせを受けているけど、誰の仕業かわからない時は
他人からの嫌がらせというのは、突如として始まるものです。
普段から周りの人とは摩擦もなく過ごしている、という人であっても、逆恨みをされる可能性をゼロにすることは出来ません。ただ普通に生活をしているだけで、嫌がらせを受けてしまうことは、誰にでもあるということです。
ただこの嫌がらせ。誰から受けているのかが分かれば、その人に対して直接言葉をかけたり、何が問題になっているのかが分かれば、それについて話し合いの場を設けるということも出来ます。ですが、誰から嫌がらせを受けているのかが分からない時もあります。
例えば、気が付くと家の前に生ゴミがバラまかれていたり、ゴミの日に出したゴミが次の日になって家の前に置かれていたり、郵便ポストにいたずらをされたり、車やバイク・自転車を汚されてしまったり……こういうことが定期的にあれば、嫌がらせを受けている自覚がでてくるはずです。
そして、誰からこんなことをされているのかが分からない、というのが精神的な負担にもなっていきます。
周りに相談をした場合、嫌がらせを受けているということが噂として広がれば、悪い印象が付くかもしれません。ただの被害者として映ればいいのですが、嫌がらせを受けているということは、それ相応のことをしていたという風にも見られる可能性があるからです。
噂の話を聞いた人の中には、実際に嫌がらせをしている本人もいるかもしれません。そうなれば、その人が噂話の方向を変えて、被害者を悪者に変えてしまうということもあり得ます。
そう考えると、誰を信じていいのかがわからないという状態に陥るのです。その場合、どうすればいいのでしょうか?
実はこういう時にも、探偵は役に立ちます。
探偵は、調査のプロです。誰が嫌がらせをしているのかを特定することも、依頼として受けています。
探偵事務所のホームページに、「嫌がらせを受けている人からの依頼も受けています」と書かれていなかったとしても、一般の人からの依頼を受けている探偵事務所であれば、断ることはないでしょう。
探偵事務所に行ったら、こういった嫌がらせを受けているので、嫌がらせをしている人を見つけてほしいと伝えましょう。もしここで、嫌がらせをしている人を捕まえてほしいという風に言ってしまうと、探偵には人を捕まえる権利はないので「できません」と言われてしまうため、あくまで「嫌がらせをしている人を見つけてほしい」という風に伝えることが大事です。
嫌がらせをしている人を見つけるだけでは、嫌がらせをしている人を捕まえるまでに時間がかかると思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
探偵に調査の依頼をすると、嫌がらせをしている人と、その人物が嫌がらせをしている証拠を見つけてきてくれます。その証拠を持って交番に行ったり、弁護士事務所に行って、その証拠を見せた上で訴えるということも出来ます。そうすると、すぐに嫌がらせをしている人は、嫌がらせをすぐに辞めますし、謝罪をしてきます。もし、変わらずに嫌がらせをするようであれば、裁判沙汰にすることも可能です。その上で、慰謝料を請求することも可能になります。
探偵に「嫌がらせをしている人を見つけてほしい」という依頼は、結果的に「嫌がらせをしている人を捕まえる」ことになるので、探偵に相談をすることが、どれだけ有効なことなのかが分かるかと思います。
ただ最近は、防犯の意識も高まってきているので、玄関の前に防犯カメラを取り付けているところも増えているので、自分で何とかしようとする人もいます。
ですが、自分で調査を行うことは、危険も含んでるということを忘れてはいけません。
一家で嫌がらせを受けている場合、父親が誰がこんなことをしているのかを割り出そうとするとします。ですが、そういった行動に慣れていないので、嫌がらせをしている人に調査をしていることがバレてしまいました。しかもその時点では、明確な証拠といえるものを持っていない状態です。
そうなるとどうなるでしょうか?
嫌がらせをしている人が逆ギレをして、力の弱い母親や子どもに危害を加えようとしてくるかもしれません。嫌がらせ程度だったものが、もっと酷いものになり、その一家が立ち直れなくなるようなことをしでかすかもしれません。
嫌がらせの証拠集めであっても、相手に気付かれないように一気に証拠を集めて、証拠を持って出るところに出る必要があるということです。そうじゃないと、受けている傷がさらに深くなってしまう危険性があるため、自分たちで何とかしようという風に思わないのが一番です。
もし、自分ではなく嫌がらせを受けていて困っている人がいた場合は、探偵事務所に相談をしてみるといいということを伝えてあげて下さい。
探偵は浮気調査や行方調査を請け負っているイメージはあっても、嫌がらせやイジメなどの問題に関わっているというイメージが、あまりありません。
嫌がらせやイジメは、対象者が子どもであっても、大人であっても、家族全体であっても、どういうパターンでも相談をすることで、探偵は依頼人にとって役立つ証拠を取ってきてくれます。
それでもあまり探偵と嫌がらせ問題で、いまいちイメージが付かないという場合は、実際に探偵に聞いてみてもいいかもしれません。
「今現在、こういった嫌がらせを受けているのですが、それに対して探偵事務所ではどういうことをしてくれますか?」
そう聞くことで、探偵は丁寧に答えます。もちろん、質問に対して回答するだけで、料金が発生するということはありませんので安心してください。探偵に対して料金が発生するのは、契約書を交わしてからです。
探偵はどんなことをしてくれるのか、そして手に入れた証拠で自分は何をすることができるのか、ということを探偵に細かく聞いてください。そうすれば、嫌がらせの解決への糸口が見えてきます。
探偵は、調査が始まる前の相談の段階ではお金を取っていませんので、「この場合はどうなんだろう?」ということが出てきたら、お気軽に探偵事務所にメールをしたり電話をしたりしてみてくださいね。






